広島のソウル&パワーフード
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スタッフ名:藤本
お店によっては、お皿に入れて出しますが、基本は鉄板の上で食べるのが広島流。
口の中をやけどしそうになるのを我慢するのが広島魂?!
みなさんこんにちは。いつも休暇村大久野島のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
さて、広島のソウル&パワーフードといえば、なんと言っても『お好み焼き』ですね。
広島県には、大小約1500以上のお好み焼き店があり、その中でも600店は広島市に集中しています。
広島市の中心部には、『お好み村』を始め、『八昌』『みっちゃん』『おっこん』『五右衛門』『麗ちゃん』『さっちゃん』等々、SNSで紹介される有名店がしのぎを削っています。
しかし、実は街の路地裏や、郊外の住宅地、田舎の道沿いにも、個人経営の美味しいお好み焼き屋さんがたくさんあります。
ところで、広島のお好み焼きの歴史は、戦後にさかのぼります。原爆の廃墟となった焼野原の地に、少しずつ復興を象徴するバラックや市場が立ち並び始めました。
そんな中で、商魂たくましいおばちゃんたちが、『一銭洋食』と呼ばれる、小麦粉を溶いて鉄板の上に薄く引き、冷えたご飯や残り物のおかず、余った野菜をとにかく丸い形にして腹ペコの子ども達に安価で食べさせていたのが発祥です。
そのうち、「わしらーにも食わしてくれーやのおー(広島弁)」→「私たちにも、食べさせてくださいませんか。(標準語)」と大人にも人気となり、広島には欠かせない食になっていったという事です。
『お好み焼き』は、単に広島名物というだけではなく、被爆後の広島復興を後押ししたソウル&パワーフードなのです。
最後に、当方自慢のレストランでも、ビュッフェメニューとして一口サイズのお好み焼きをご用意しております。ぜひ、ご賞味ください。
私は、そば派!二玉。広島の人は、ダブルにして!と注文します。
一緒に行った奥さんは、うどん派。ねぎのトッピング。約八割がそば派で、女性にはうどんが人気です。
人気店は、一度に二十枚近く焼きます。持ち帰りのお客様も多いです。
ソースを塗って、青のりと鰹節をかけます。ソースが、鉄板に落ちて焦げたときの香りが、たまりません!
通な人は箸を使いません。ヘラ一本で食べるのが、広島の食べ方。思いっきり口を広げてほおばるのが、カープ魂!ヘラだと食べにくいなんて言うと、「ヘラヘラするな!」ってお好み焼き屋のおばちゃんに、叱られますよ。
(最近は、そんなことを言う店主さんはいません。お好きな食べ方をしてくださいね。お好みですから。無理せず、お箸でお召し上がりください。)
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