角館桜案内♪
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スタッフ名:高橋(文)
みちのく三大桜名所の一つ~角館♪
3月も半ば近くになりました。今年の桜の開花は早いようで角館の桜も予報では4月の半ば頃となっております。
こちらは桧木内川堤のソメイヨシノ(国名勝指定)です。
町の中心部を流れる桧木内川堤に咲き誇るソメイヨシノ。
全長2キロにおよぶ桜のトンネルは圧巻です。
桧木内川堤のソメイヨシノは伐採の危機があったそうです。
1972年ごろ、樹木が根をはると堤防に穴があき、そこから水がしみ込むと堤防が崩れてしまうと考えられ、堤防上には樹木を植えないという規則が河川法で定められました。
「どうにかして桜を残したい」という町民は「桧木内川堤の桜を法律で守ってもらおう」と文化財として法で守れるようにしようと考えつき、現在では国名勝の指定を受けるに至りました。
桜色のトンネルには、町の人々の桜に寄せる熱い思いで守られてきました。
こちらは武家屋敷を彩るシダレザクラです。
武家屋敷のシダレザクラの起源は今からおよそ360年ほど前の藩政時代にさかのぼります。
角館佐竹家の2代目義明の妻がお輿入れの際に持ってきた嫁入り道具の中にあった3本の桜の苗木が元になり、長い年月を受け継がれ、今日まで残る「角館のシダレザクラ」になったと伝えられています。
現在400本ほどあるシダレザクラの中で、162本が国の天然記念物に指定されています。
桜には「シダレザクラ」という品種はなく「エドヒガンザクラ」がしだれになったものです。
武家屋敷通りの桜並木の90%以上が、この「エドヒガンザクラ」の変種であるシダレザクラです。
武家屋敷の両側から垂れ下がる桜の白と淡紅色の花びらが風情ある城下町に見事に調和しています。
城跡である古城山公園。こちらは角館の街並みと桜を俯瞰してみることが出来ます。
ピンクに染まった街並みを、にぎわいから離れてゆっくり眺めることができる隠れスポットです。
登りとなるので、体力と時間のある方におすすめです。
※昨年の4月12日の写真を使用しています。
みちのく三大桜名所の一つ角館の桜を楽しむ際は是非休暇村乳頭温泉郷もご利用ください。
角館の桜の開花予想についてはこちらから♪
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