なぎさドライブウェイ125日ぶりに全線走行可能に
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スタッフ名:嶋田
皆様、こんにちは。
能登の観光といえば「千里浜なぎさドライブウエイ」ではありませんか?
能登半島西部・石川県羽咋(はくい)市から宝達志水町にかけて、約8kmの世界でも珍しい海岸があります。水分を含むと固く締まって、砂浜なのに車が走行できちゃう珍しい海岸で、休暇村能登千里浜から車で約5分・徒歩で片道30分ほどでたどり着く絶景の観光スポットです。
【他の砂浜と何が違う?どうして車は沈まないの?】と疑問に思ったことはありませんか?
千里浜の砂が、他の砂浜と違うのは粒子の大きさ。普通の砂浜の砂は、顕微鏡で見てみると大きさがバラバラでムラがあるものなのですが、千里浜の砂はひとつひとつの粒が小さく、また大きさが揃っていて、角ばった形をしているという特徴があります。なぜ千里浜にこのように特別な砂が溜まっているかというと、石川県を流れる手取川や大海川、宝達川から海へ流れ出た砂が、沖の方から海流や風で浜辺へ押し戻され、その過程でより細かくなった砂が徐々に千里浜近辺に堆積していったと考えられています。このきめ細やかな砂に適度な水分が混ざると砂浜は固く絞まり、普通の道路のように車や自転車などで走行可能になります。ただし水分が少なかったり、逆に多すぎる場所では、むしろ砂がサラサラと流れやすくなるので、車で走行する際は走るラインに注意が必要です。 (※波が高いなど、悪天候の際には通行規制がかかります)
タイヤが4つある自動車ならなんでも走れるけど、タイヤが2つしかないバイクは沈んじゃうんじゃないの!? …なんて心配はご無用!です。大きなバイクでも全く沈むことなく軽快に走れます!もちろん、もっと軽い原付バイクでも、もっと重たい1000cc超えの大型バイクでも大丈夫。ママチャリやスポーツ自転車でも走れます!
★先日10日(土)の夕方に撮影した、なぎさドライブウエイの様子です。★
水平線に沈む夕陽に多くの方が静かに波の音に耳を澄ませながら目に焼きつけていました。
自然にときめく絶景に、誰もが癒されたひとときだったと感じました。
【なぎさドライブウエイの現在の状況についてお知らせ】
全長およそ8キロある千里浜なぎさドライブウェイのほぼ中間に位置する宝達志水町柳瀬で約30メートルあった砂浜が消滅したことに伴い、一般道との出入口がなくなりましたが、4月15日に浸食された海岸に砂を入れる「緊急養浜」が完了し、安全に走行できる幅を確保しました。
★4月16日からは全長8キロの全線で通り抜けができます。★
昨年の12月12日以来の125日ぶりです。
(※波が高いなど、悪天候の際には通行規制がかかります。)
なぎさドライブウエイに行かれる際は事前に「いしかわ道情報ネット」にて交通情報の確認をお願いします。
いしかわ道情報ネットはこちらから