波打ち際を歩こう ①~引き潮に沿って打ちあがる物体Xの正体~
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スタッフ名:中條
休暇村能登千里浜から歩いて4分
休暇村能登千里浜のフロントから約4分ほど歩くと砂浜に出ることが出来ます。
千里浜なぎさドライブウェイと同じ並びで川1本休暇村能登千里浜より側の、この海岸は正式名称を「塩釜海岸」と呼ぶそうです。
そこは毎日、小さな発見のある場所です。
発見!! 引き潮に沿って打ちあがる物体Xの正体とは・・・
本日も気ままに浜辺を散歩していると、なにやら潮の引いた後に沿って打ちあがった物体Xを発見。
クローズUP
貝殻よりも柔らかいこの物体を本日は紹介します。
こんな見た目ですが・・・実は・・・
さてなにやら、貝のような見た目をしているこちらさん。
じつはウニの仲間でその名も「ヒラタブンブク(和名)」さんというそうです。
生きている状態では、ウニの仲間と納得できるようにトゲトゲがびっちり体?殻?をおおているのですが、漂着する際などに、刺(トゲ)がなくなり今の状態になってしまったのだとか……。
名前の由来は、タヌキが化けた「文福茶釜(ぶんぶくちゃがま)」から由来しているそうです。
小さな刺がびっちりはえた姿は、確かに丸まった狸にも見えなくはないのですが、当の本人?当のウニからするとまさかこんな名前が付けられるとは思わなかったのでは……。
ちなみに命名された方は「タコノマクラ」や「スカシカシパン」などの名付け親でもあるそうです。どちらも運がいいと砂浜で見つけることができます。
ちなみに英名だと
Elongated Heart Urchin (Elongated = のびた、細長い heart = 心臓 urchin = ウニ)
と書き、ハートの形をしたこのウニにぴったりの名前ですね。
~余談~
塩釜海岸では実はヒラタブンブクさんは、あまり見かけることがありませんでした。
そのかわりではありませんが、夏ごろや例年?にかけては、平たく丸い、中央にお花のような形の「ハスノハカシパン」さんがよく上がっていました。
英語圏では、1ドル硬貨に例えて「砂浜の1ドル硬貨{サンド・ダラー(Sand dollar)}」とも呼ばれています。
こんなに拾った私は小金持ちならぬ、小銭持ちでしょうか?
この子も実はウニの仲間でタコノマクラより若干薄いのが特徴です。
季節性の問題なのか、はたまた地盤変動により潮の流れや満ち引きが変わったのが原因でしょうか?
毎日ちょっとずつ違う表情をみせる波打ち際を歩いてみてはいかがでしょうか?
いつもとは少し違った日常が味わえるかも……しれません(笑)。
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