県名と俗称
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スタッフ名:中込
突然ですが、クイズです。
ここ乗鞍高原は何県にあるでしょう???
答えはカモシカ君の↓
そうです。長野県ですね。
長野県は県庁所在地が同名の長野市にあり、
古くは縄文・弥生時代から人類が好んで住処にしてきました。
古代では狩猟、中世~近代は信仰、近現代においては工業と観光。
時代のニーズに合わせて柱となる産業(?)を変えながら
自然とともに歩んできた県、それが長野県です。
観光PRではよく「信州」と呼ばれていますが、
これはかつての国名「信濃(しなの)」からきています。
さらに古くは「科野」、つまりシナの木が生い茂る地と呼ばれていました。
シナの木は粘り強い樹皮を持っており、ロープの原料になります。
これと豊富に産出する黒曜石、良質な土器が長野県を古代の銀座に仕立て上げたのでしょう。
現代においても長野県には多くの史跡が残っているため、
そうした歴史ロマンを巡るのにも信州はおすすめですよ!
余談ですがこの信州という俗称、積極的に使っているのは松本市の人です。
なぜかというと、松本の人はかつて長野県の県庁所在地を長野市と争っており、
県名も長野になっていることが非常に気に食わないから(多少誇張あり)なんですね。
そのため、ブランドとして「信州」をプッシュするようになりました。
私はどちらにも属していないところの出身なので正直どっちでもよいのですが、
長野と松本の争いが気になる方は是非(?)ネットで調べてみてください。