御献上品の松本一本ネギ
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スタッフ名:中込 龍太
お家で楽しめる信州情報のコーナー!
今回は古くから松本野菜の代名詞であり、
かつてはお殿様への献上品であった「一本ネギ」についてです。
このネギはいわゆる長ネギの一種ですが、
生育の途中で一度掘り出して植え替えをするため、
途中で曲がって成長していくのが大きな特徴です。
その姿から、信州では「まがりちゃん」と呼ばれ、親しまれています。
松本一本ねぎは江戸時代より、松本市の筑摩、出川、並柳地区を中心に盛んに栽培されており、
江戸へのみやげ物として、大切にされたと言われています。
大正から昭和の初期にかけては大都市に出荷もされておりましたが、
栽培の手間から次第に栽培する人が少なくなってしまいました。
現在ではねぎ作りの名人20人ほどが愛情をこめて栽培に取り組んでいるようですよ。
味ですが、一度植え替えを行ったことで触感が柔らかくなり、
甘味がより強まっているとのこと。
そのまま焼いて食べたり、炒め物・鍋物、果てはお菓子にまで使われる、
松本を代表する野菜のひとつとなっています。
旬の時期は通販でも購入できるようですので、気になる方は
ぜひJAさんのHPをチェックしてみてください!
https://www.ja-town.com/shop/f/f0
例年通りなら、10月中旬頃が申し込み開始になります。