観光

2025.05.07

新アクティビティ 野麦古道トレッキング体験記

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スタッフ名:一ノ瀬

本日も休暇村乗鞍高原のブログをご覧いただきありがとうございます。

今年から始まりました新アクティビティ「野麦古道トレッキング」を体験してきましたので
ご紹介いたします。

[野麦古道]とは、江戸時代より松本と飛騨高山を結ぶ流通のかなめとなった野麦峠超える山道で、その後は明治に入り岡谷地方の製糸業がさかんになったことにより、大正時代の初めまでは「あゝ野麦峠」で有名にな飛騨工女の往還路として役割を変えていった歴史的な街道です。

ツアーでは映画「ああ野麦峠」で舞台となり実際に撮影が行われた山間部の無人集落を訪れます。

かつて栄えたこの街道にあった人々の生活が、時代の流れと文化の発展により
どのように変わっていったのか、実際に集落を訪れ、目で見て肌で感じ、
最後は口で味わいながら全身で学ぶことができる体験型ツアーです。





 
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まずは上高地の玄関口「沢渡ナショナルパークゲート」に集合し
ツアーガイドの関谷さんに上高地、乗鞍、そして奈川の歴史を説明してもらいます

お話が興味深いのはもちろんですがガイドさんの特徴的な「和」の服装に
周囲のインバウンドのお客さんの目は釘付けです。
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その後は道中で説明をはさみながら集落へと入ります

かつての生活が思い浮かぶほどきれいに残された家屋、畑や水場などを巡りながら神社へ向かいます
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時の止まった廃村の中に突如現れる人の手入れの行き届いた神社。
ガイドさんからの説明でその秘密が明らかになります
この灯篭にも特別な歴史が

見る人が見ればすぐにわかるそうです
これも説明を聞いてのお楽しみ
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ハーフDAYトレッキングのゴールは野麦古道の旅籠、松田屋です
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映画で工女達が疲弊した体を休めるシーンで使われた宿泊施設ですが
その歴史は長く、大名の宿泊にも使われていた「上級旅籠」です。

その歴史価値から松本市の文化財に指定されております
当時の林業で使われた貴重な道具も残されています
ふすまひとつにも細やかな木細工が施されており目を奪われます
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最後は囲炉裏をかこみながら奈川固有種の蕎麦粉を使った「蕎麦がき」をいただきます
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収穫の難しさや過去の天災で絶えかけたこともあり、ごく限られた量しか出回らない貴少なそば粉

固有の特徴として香りに関する成分が非常に多いため、
そば粉の風味をダイレクトに味わえる蕎麦がきは最適な調理法です

地元素材にこだわったお味噌や薬味などで味変しながら楽しんでください
簡単な紹介でしたが、野麦旧街道トレッキングいかがでしたでしょうか

今回参加したのは「入山ハーフDAY」という集落中心の約1キロの散策コースです
コースに勾配も少なく、お手洗いなども揃っているため普段あまり運動しない方でも
余裕をもって堪能できるお手軽ツアーです。

個人的にガイドさんや現地の方から聞ける今昔のお話がとても興味深く
乗鞍上高地奈川地区について知らない方はもちろん、
知っている方はさらに知識を深めることができるのでおススメです。

今年は11月中旬まで開催予定ですのでぜひご参加下さい

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