日光東照宮の「眠り猫」
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スタッフ名:ミャッ
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日光の東照宮は17世紀のはじめに建てられました。
建物が豪華で有名ですが、建物の中にも有名な彫刻や絵があります。
その中でも「眠り猫」について紹介します!
東照宮の歴史
日光東照宮は、元和3年(1617)に徳川初代将軍徳川家康公を御祭神にまつった神社です。
家康公は、元和2年4月17日駿府城で75歳の生涯を終えられ、直ちに久能山に神葬されました。そして御遺言により、一年後の元和3年4月15日、久能山より現在の地に移されまつられました。
正遷宮は、同年4月17日二代将軍秀忠公をはじめ公武参列のもと厳粛に行われ、ここに東照社として鎮座しました。その後正保2年(1645)宮号を賜り、東照宮と呼ばれるようになりました。
現在のおもな社殿群は、三代将軍家光公によって、寛永13年(1636)に造替されたものです。
眠り猫
「眠り猫」には面白い言い伝えがあります。
眠り猫は眠っている猫の彫刻で、左甚五郎が彫ったとされています。
彼は若いときから彫刻がとても上手でしたが、悪い仲間に右手に切られてしまいます。
しかし、甚五郎は一生懸命頑張って、左手で彫刻を上手に彫れるようになりました。
そのこともあり、名前が「左甚五郎」と呼ばれるようになりました。
東照宮には鼠は一匹もいません。甚五郎の猫がいるからと言われています。
「眠り猫」の意味
実は眠り猫の彫刻の裏側には、2羽の「雀」の彫刻があります。
猫が起きていれば雀は食べられてしまいますが、猫が眠っていれば雀と共存できるという平和の願いが込められています。
何とも徳川幕府(江戸幕府)の世をあらわしているような彫刻ですね。
是非東照宮に行ったら「眠り猫」を探してみて下さい!
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