奥日光自然解説シリーズ④~日光湯元温泉について~
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スタッフ名:三ツ井
皆様、こんにちは!
本日も休暇村日光湯元スタッフブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
奥日光の自然を解説するこのシリーズも4回目となりました。
今回は、「日光湯元温泉」についてご紹介していきたいと思います♪
日光湯元温泉の発見
日光湯元温泉は788年(延暦7年)に勝道上人によって発見されたといわれています。その温泉は薬師湯(瑠璃湯)と名付けられ、その後も弘法大師空海が観自在湯を開くなど、次々に新しい温泉が発見されました。
春に入っても風雪が厳しく、3月中は寒さが厳しく9月には前山が初雪となるため毎年旧暦4月8日から同9月8日まで湯室を開いていましたが、それでも白根山に残雪が残る期間は入浴する湯治客も少なく、湯治シーズンは毎年5月末より6月頃からとなっていました。
三町から四町ほどの広さの平坦地・湯平(現在の湯元)には9軒の大きな湯屋があり、いずれも泉源のある東寄りの山際に並んで建てられていました。
・河原湯 : 湯は非常に熱く、湖水の水位が高い時ほど熱く、低い時ほど温かい。
・薬師湯 : 眼病によい。
・姥湯 : 黒く苦味がある。
・瀧湯 : 非常に冷たい。
・中湯 : 熱い。
・笹湯 : 寒暑の湿疹(湿)をはらう。
・御所湯 : 第一金瘡に効く。
・荒湯 : 熱湯である。
・自在湯 : 混じり気が無い。洪水の時など遣い水が不自由である時など、この湯でご飯を炊いても匂いがしない。
日光湯元温泉の特徴
乳白色の硫黄泉
硫化水素型の単純硫黄泉で泉温は49.3~78.9℃有り中性~弱酸性・乳白の肌ざわりが良い温泉です。
源泉のお湯の色は無色透明ですが、空気に触れることにより乳白色、時にエメラルドグリーンに変化します。
美肌の湯
メタケイ酸が多く含まれ美肌効果に優れています。
その他効能はとしては、糖尿病・神経痛・慢性婦人病・病後回復期などにも効きます。
豊富な湧出量
湯元温泉の源泉は湧出量が豊富で、地元の各宿泊施設以外に光徳温泉や中禅寺温泉まで配湯が行なわれています。
湧出量毎分は1788.5リットル、源泉数19です。
適応症 |
高血圧症・動脈硬化症(硫化水素型)、糖尿病、慢性婦人病、慢性皮膚病、切り傷、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、 |
禁忌症 |
皮膚、粘膜の過敏な人、特に光線過敏症の人(硫化水素型)、高齢者の皮膚乾燥症、急性疾患(特に熱のある場合)活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性の疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期) |
春はズミやトウゴクミツバツツジ、シャクナゲ、クリンソウといった花々、夏は戦場ヶ原のハイキングやトレッキング、秋は紅葉、そして冬はスキーやスノーシューなど四季折々の楽しみが満載の湯元温泉。
なんと、これから迎える梅雨時期も気温や湿度が低く快適にお過ごしいただけますし、夏の最高気温が25度前後と避暑にもぴったりです。
ご宿泊者様限定の体験プログラムでは、奥日光の満天の星空をスタッフが解説する「星空時間」(毎日開催)や平日限定のハイキングプログラム「ネイチャーハイキング」など奥日光の自然をお楽しみいただけます♪
都会の喧騒から離れ、自然豊かな奥日光で歴史ある日光湯元温泉を満喫してみてはいかがでしょうか。
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