みちのくひとり旅114 鬼死骸停留所
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スタッフ名:吉田
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今回紹介するスポットはインパクトのある名称で、一度聞いたら忘れられない名前の観光休憩室「鬼死骸(おにしがい)停留所」です。
ここは一関市真柴の県道沿いにあり、停留所の名の通り元々は国鉄バスの停留所でした。
現在では路線バスは廃止となってしまったもののそのインパクトのある名前から旧待合室が観光休憩所として整備されています。
この「鬼死骸」とはこの地区の地名で、延暦20年(801年)蝦夷征伐のため陸奥国へ侵攻した坂上田村麻呂が大武丸を討伐し、その亡骸を埋めたことに由来して鬼死骸と呼ばれるようになったという言い伝えがあります。
待合室内には鬼死骸村の歴史を伝える江戸時代の「鬼死骸村絵図」の拡大展示や、現文訳などの資料も展示されており観光スポットとなっています。
また近年ではこの停留所の写真がSNSなどで拡散されたことにより、首都圏など遠方から漫画『鬼滅の刃』ファンが訪れるようになり、知名度が一気に向上したそうです。
皆様も是非マニアックではあるものの一度聞いたら忘れないインパクトのあるこの「鬼死骸停留所」を訪れてみてはいかがでしょうか。
全国数多の地名があれど、「死」という文字を使う地名が珍しく、地理マニアでなくても引き込まれるそんな魅力があります。