旅行記

2024.01.13

みちのくひとり旅112 警察資料館

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スタッフ名:吉田

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みちのくひとり旅 前回記事はコチラ

今回紹介するスポットは「みやぎの明治村」とも呼ばれる登米(とめ)市登米(とよま)町にある資料館のうちの一つ、「警察資料館」です。
この警察資料館は気仙沼から車で1時間程の登米町の北上川沿いに位置しています。
建物はハイカラな洋風建築物で県指定文化財にも指定されている旧登米警察署庁舎をそのまま資料館にしている日本で唯一の「警察」を題材にした資料館です。
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館内は明治22年より昭和43年まで警察署として使用されていた当時の様子が復元されており、調所(取調室)や所長室に実際に入ることができます。
また各部屋の中には警察OBの人より寄贈された貴重な資料が数多く展示されています。
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またこの警察資料館では他では絶対に体験する事の出来ない「明治時代の拘置所に入る」体験ができます。
木製の格子と木張りの床に薄い茣蓙だけの寝床、穴が空いただけの便所、高い窓から入る薄明りなど時代劇でしか見ることのないような所謂「牢屋」に入ることは唯一無二の体験です。
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79年間使用され磨り減った木製の階段を上がった先の2階では警察官の歴代の制服や階級章、戦前まで警察官の携帯したサーベルなどが展示されています。
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入口付近にはパトカーと白バイが展示されています。
特にこのパトカーは日本国内においてこの警察資料館でしか残されていないよく街で見かける様な普通の「無線警ら車」のC210スカイライン、通称ジャパンの白黒パトカーです。
当時全国の街中で毎日のように見かけた「普通のパトカー」がこの場所でしか残されていないというのは「当時の普通ほど保存されることもなく見かけなくなる」というある種の矛盾を体現している様な気がします。

このパトカーや白バイは実際に乗ることもでき、歴史を見に来た大人だけでなく子どもも楽しめる展示になっています。
是非皆様も登米町の明治を偲ばせる街並み「みやぎの明治村」のうちの一つで、日本で唯一の警察に特化した資料館であるこの警察資料館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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