みちのくひとり旅92 円筒分水アクアパーク
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スタッフ名:吉田
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今年の夏は暑く、もう8月も終わりだというのにもかかわらずなかなか暑さの終わりが見えません。
しかし空を眺めると秋空になり、日本の平地の多くを占める水田の稲穂も首を垂れはじめようやく視覚から秋を感じる事ができるようになってきました。
そこで今回はそんな水田に必須の「用水」を配水する為の設備である円筒分水工を間近で見る事の出来る公園「円筒分水アクアパーク」を紹介します。
この円筒分水アクアパークの円筒分水工は日本三大扇状地の一つにも数えられる胆沢平野の水田を潤す2つの用水「茂井羅堰(しげいらぜき)」と「寿安堰(じゅあんぜき)」に均等に配水するために昭和32年に作られた日本最大級の円筒分水工です。
この円筒分水工ができたおかげで2つの用水間における水争いは丸く治まり現在の胆沢平野の田園風景が守られています。
この円筒分水アクアパークは公園として整備されており、自然を楽しむだけでなく水路の歴史やここ胆沢平野の成り立ちや特徴、土地利用などを学ぶことができます。
また午前10時~午後4時の毎時00分~15分には「名水の大噴水」という噴水が放水されます。
他にも公園内には「手こぎいかだ」やビオトープ、水車などがあり子供から大人まで楽しむ事ができる公園です。
秋の訪れを少しずつ感じる今日この頃ではありますが、気温の高い日がまだまだ続く予報ですのでここ「円筒分水アクアパーク」のような水と触れ合える涼しい親水公園へ足を運んでみてはいかがでしょうか。