みちのくひとり旅91 滝観洞
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スタッフ名:吉田
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8月も残り一週間となりましたが、今年の夏は暑さが厳しく、まだまだ暑い日が続いています。
そこで今回はそんな暑い日に是非オススメしたいスポット、「滝観洞(ろうかんどう)」を紹介します。
滝観洞は岩手県気仙郡住田町にある石灰岩に出来た鍾乳洞で、洞窟内の気温は年中10℃前後で安定しています。
同じく岩手県内にあり、日本三大鍾乳洞にも数えられる龍泉洞が歩きやすく一大観光洞化されているのとは違い、「洞窟探検」の気分を味わう事の出来る自然の状態を残した洞窟で、入口から約880mの地点まで入洞する事ができます。
屈まなければ通ることのできない様な狭い洞窟内ではこれまでに古生代のアンモナイトやウミユリ・イアンタサウルスなどの生物化石が多く見つかっており、模型の展示だけでなく洞内の側壁や床面で化石を見つけることも出来ます。
また洞内では1977年の松竹映画「八つ墓村」の撮影が行われたことでも知られています。
狭い洞窟の一般公開されている最深部には高さ60メートル、周囲50メートルの広さがあるドーム状の空間があり、「天の岩戸の滝(あまのいわとのたき)」(男滝)という落差29mの滝があります。
この滝は洞内滝としては日本有数の大きさを持つ日本有数の滝で、神秘的にライトアップされています。
ほかにも小滝(女滝)と呼ばれる小さな滝や洞内安全を願って建立された洞窟観音など様々な見どころがあります。
残暑厳しい今夏、暑さを忘れ少しの肌寒さと神秘に浸ることのできるこの石灰鍾乳洞、滝観洞で暑さに参った心身を休めてみてはいかがでしょうか。