旅行記

2023.02.22

みちのくひとり旅62 南三陸町震災復興祈念公園

874 view

スタッフ名:吉田

画像1
画像2

みちのくひとり旅 前回記事はコチラ

今回紹介するスポットは南三陸町にある「南三陸町震災復興祈念公園」です。
ここは前回紹介した道の駅さんさん南三陸の八幡川を渡った対岸にある復興祈念公園です。
この復興祈念公園の敷地はかつて南三陸の市街地が広がっていたエリアでした。
しかし、南三陸町は東日本大震災の際の16.5mという途轍もない高さの津波に襲われ、元の街の姿を完全に失ってしまいました。

現在では市街地エリアは高台や盛土をした造成地に移り、新たな街、新たな歴史を作り始めています。

この元の市街地後の復興祈念公園には南三陸町、そして三陸沿岸の津波被害の象徴でもある旧南三陸町防災庁舎が残されており、
画像1
画像2
この旧南三陸町防災庁舎は若き町職員が懸命に津波からの避難を呼びかけを続け、命を落としてしまったというエピソードが日本国内外に知られた有名な場所です。
16.5mと言われる巨大な津波は旧防災庁舎の屋上までをも飲み込み、鉄骨の骨組みだけの状態になった状態で残されています。
画像1
画像2
公園の中心には「祈りの丘」と名付けられた小高い丘があります。
この丘は標高20mで津波の際の一時避難場所となっており、上からは高い場所に移された国道や高台にある新しい市街地、前々回紹介した旧JR気仙沼線志津川駅の遺構を眺める事が出来ます。
またこの祈りの丘には津波の高さの16.5mの「高さのみち」があり、その津波の高さと恐ろしさを身をもって感じられるようになっています。

今後もし同じうな災害があったとしても自らの命を守り、一人でも犠牲者が少なくなるよう、目を背けたくなるような過去にも向き合ってみてください。
過去から目を背けないことこそ未来を明るく、将来性のあるものにしてくれるはずです。

スタッフ

Staff blog

Archive

2025年(124)
2024年(319)
2023年(344)
2022年(309)
2021年(288)
2020年(224)
2019年(274)
2018年(342)
2017年(139)
PAGE TOP