旅行記

2022.08.23

みちのくひとり旅28 柳津駅

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スタッフ名:吉田

宮城のみなさん、東北のみなさん、おめでとうございます!
 
 
昨日、夏の甲子園にて宮城県代表仙台育英高校が東北勢で初優勝し、優勝旗が初めて白河の関を越え東北地方にやってきました。
上記の一文は仙台育英の須江航監督のインタビューの冒頭文です。
白河の関は関東地方と東北地方の境界で、古くは東山道に設けられた関所で近代には鉄道や道路などの交通や、気象や地理における東北地方の玄関口として知られています。そこで今回は交通にまつわる場所として、他にはあまり類をみない宮城県内の鉄道駅を紹介します。
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みちのくひとり旅 前回記事はコチラ

今回紹介するスポットは、登米市津山町にあるJR東日本の駅、柳津(やないづ)駅です。
ここ柳津駅は、現在鉄道路線の気仙沼線(前谷地ー柳津間)の終着駅で、同時に気仙沼線BRT(柳津ー気仙沼間)の起点駅でもあります。
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東日本大震災以前この柳津駅は鉄道路線だった気仙沼線(前谷地ー気仙沼間)の途中駅で、2001年には当時の天皇皇后両陛下が宮城国体臨席の為に訪れたこともある由緒ある駅です。
現在では鉄道路線はこの柳津駅までとなっており、途切れた線路と舗装されBRT専用道となった道床、ガムテープで消された駅名標の隣の駅が哀愁を漂わせます。
またここ柳津駅は昨年のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の撮影では「桃津駅」として使用されました。
 
あまり「観光」として行く場所ではないですが、「おかえりモネ」のロケ地でもあり、“震災遺構”ではないものの震災の影響を今尚色濃く残す場所として行ってみてはいかがでしょうか。
きっとその“哀愁”は色々な事を考えさせてくれるきっかけとなるはずです。

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