嬬恋鹿沢のカラマツの世界
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スタッフ名:桜庭
みなさん、こんにちは。
只今の嬬恋鹿沢ではカラマツが新芽を次々と芽吹かせ、空がとても綺麗な新緑に包まれています。
なので今回は、丁度嬬恋鹿沢で見頃を迎えているカラマツの魅力をちょっと深掘りしてご紹介していこうと思います。
カラマツは漢字での書き方が2通りあり、「唐松」と「落葉松」どちらもカラマツと読みます。
「唐松」の漢字の由来は中国の唐絵という絵に描かれる松がこのカラマツの特徴ととても似ていたからと言われています。
↑唐絵に描かれた松。
確かに、唐松の姿にそっくりです!
(唐絵の引用元:https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/198970)
「落葉松」は漢字の通り、カラマツがこの国にある松だけでなくスギやヒノキ、モミ等を含む全ての針葉樹の中で、唯一落葉するものであることが由来となっています。
そう、針葉樹の落葉と芽吹きが見られるのはこのカラマツだけの最大の特徴なのです。
↑芽吹の針葉樹、落葉松。
カラマツは日本の固有種。
つまり、日本で発生し日本にしか存在しない種ということです。
そのカラマツの天然分布域は長野県が中心となっていて、なんとここ休暇村嬬恋鹿沢からすぐ近くの「浅間山」もカラマツの天然分布域の一つとなっています。
その他には草津白根山、八ヶ岳、甲武信岳などの山にカラマツの天然林があります。
カラマツは材としての能力もすごく、人があまり手を掛けなくても自然と真っ直ぐに伸びていく特徴を持ち、他の松と比べて枝の伸び方まで並行気味で真っ直ぐに伸びるという特徴があります。
またカラマツは他の木と比べて湿気にも強く、腐りづらいのでよく公園内などの木道の材にも使われています。
当館にも木道のエリアが沢山あるので、もしかしたらそれらもカラマツで作られているのかもしれませんね…。
さて、今回はここ休暇村嬬恋鹿沢に沢山あるカラマツについてをアピールポイント含めご紹介してみました。
当館ではカラマツの林が山に入らずとも安全に敷地内で観賞することができます。
更にカラマツが自然に産まれた地の一つである浅間山がすぐ近くにあるので天然物のカラマツもすぐに観に行くことができるのは当館だけの特権です✨
これから当館にお越しの方は是非お天気が良ければ、少し浅間山まで車を出してみて、天然のカラマツたちに会いに行ってみて下さい✨