「露天風呂は広いです」と言えない理由
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スタッフ名:小森克敬
ここしばらく雪が降っていません。
除雪作業が不要で、車の運転も気分的に楽なのですがとにかく寒い。昨日(1/30)の最高気温はマイナス4度。最高ですよ最高、最高気温がマイナス4度って!(しつこい)
こんな日は温泉ですよね。そう、温泉しかありません。
☝ 休暇村の温泉「鹿沢温泉 雲井の湯」の露天風呂(1月中旬に撮影)
ホテルの近くを流れる湯尻川を2キロ遡った場所に源泉があり、そこからパイプで温泉を引いています。
1300年前に発見されたという鹿沢温泉。江戸~大正初期には、源泉近くに宿が立ち並び湯治場として賑わっていたんだそう。残念ながら、大正7年に大火があり現在は紅葉館さん1軒を残し別の場所に移転しています
鹿沢温泉の詳細はこちら
休暇村嬬恋鹿沢の露天風呂は・・・・
緑の季節も
雪の降る夜も、とっても良い感じ。
良い感じなのは、写真どおりの保証付きでありますが・・・
正直、そんなに広いとは言い切れなかったりします。
お客様からも「露天風呂がもう少し大きいといいなぁ」と言われたり。
まあ、そうですよね。大きい方が気分がいい。一般的に「大は小を兼ねる」のでしょう。
しかし、露天風呂が「そんなに広いとは言い切れない」のには理由がありまして。
それは・・・・
「源泉かけ流し」を維持するため
なのです。
鹿沢温泉の源泉は自噴式。地中から湧き出している温泉です。地下深くからポンプで汲み上げる温泉も多いと思いますが、鹿沢温泉は自然に湧き出している温泉です。なので、湧出量は思い通りになりません。そして湧き出した44度前後の温泉を5軒の宿(休暇村含む)と1軒の日帰り温泉に分湯しています。
そんな貴重で新鮮な温泉だから、お客様には出来る限りそのままでご提供したい。水を足したり温度を上げたり下げたりしない、地面から湧き出したそのままの状態で入っていただきたいと。源泉かけ流しを最優先に考えたのが、今の露天風呂のサイズなのです。
言い訳っぽくもありますが「大は小を兼ねない」という事実。
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※厳冬期など、湯温が著しく低下した場合のみ加温する場合があります。
休館日のお知らせ
館内メンテナンスのため、下記の期間が休館日となります。宿泊以外の日帰利用もお休みします。
期間 2022年2月2日(水)午前10時~2月4日(金)午前12時