日本のポンペイ~鎌原観音堂
3,797 view
スタッフ名:新井
先日、たまたまテレビをつけると「この木なんの木 気になる木~」でお馴染みの某テレビ番組で何やら見たことがある風景が、、、。その日は「日本のポンペイ」として嬬恋村の鎌原地区が紹介されていました。
鎌原地区といえば観光地として有名な「鬼押出し園」がある辺りで、今でこそ高原野菜の産地や別荘地として有名ですが、今から約230年ほど前に発生した浅間山の大噴火に起因する土石なだれによって集落の半分が埋没してしまい、当時の村の人口570人のうち477名もの人命が失われてしまった場所でもあります。
鎌原地区の小高い尾根にあり、奇跡的に埋没を逃れた鎌原観音堂に隣接した場所に「嬬恋郷土資料館」があります。浅間山大噴火で埋没した鎌原地区から発掘された品々を展示し、火山災害と当時の生活文化を紹介する博物館です。また火山噴火による被災地という共通の歴史をもつ、イタリアのポンペイ遺跡から発掘された「噴火犠牲者の人型」レプリカも展示されています。
興味を持たれた方はぜひお出かけください。
【嬬恋郷土資料館】
観覧料 高校生・一般300円、小中学生150円
開館時間 9:00〜16:30(入館は16:00)、休館は水曜日(祝日の場合は木曜日)
12/27〜1/4他。※7月〜8月は無休
住所 群馬県吾妻郡嬬恋村大字鎌原494