嬬恋歴史遺産”大笹関所跡”
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スタッフ名:三浦
嬬恋村の歴史遺産 国道144号線にある“大笹関所跡”
皆さんこんにちは、今回は嬬恋村大笹にある大笹関所跡
をご紹介します。
”休暇村よりお車で約20分ほどのところにある嬬恋村再発見・歴史遺産です。”
ここの写真にあります大笹関所の門扉は当時の図面をもとに1946年(昭和21)
に復元したもので、近くに旧大笹村の賑わいを伝える案内もあります。
(東門を抜けると、大笹宿に通じていたそうです。)
又、2014年(平成26)3月に御関所橋の架け替えに伴い、大笹関所跡門扉は
現在の場所に移転されました。
<大笹関所は・・・>
江戸時代に険しい山岳地帯の要衝を結んだ
大笹街道や沓掛海道、仁礼街道などの通行人を取り締まるために設置されたものです。
1622年(寛文2)沼田藩主の真田伊賀守により設置され、1869年(明治2)に
廃関されるまで200年あまりこの地で通行人を取り締まりしていました。
関所の広さはおよそ450坪、周囲は南側が土塁、東と北側には柵がめぐらされていた。
中に入ると正面から番屋、上番所・改所(取り調べ所)・下番所がありました。
戦国時代には真田道として重要な街道であった大笹街道、その要所に設置されたのが大笹の
ここ御関所です。
江戸時代には北信濃と、高崎・江戸を結ぶ脇街道として、年貢米、菜種油、煙草等の物資輸送で大笹村の人々は様々な文化経済面で恩恵を受けた時代もあります。
今は、昔の活気があった気配こそ感じませんが、今でも、昔の屋号等は何件も残っています。
こちらの写真が当時の関所の見取り図です。
ちょっと見難いですので
ぜひ直接行ってみて下さい。
関所と接するこの沢には【刎ね橋】が架けられており有事の時は、橋を切り落とす仕組みも
あったそうです。