ハイキング日和「四阿山/根子岳」
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スタッフ名:パク
こんにちは。
今回は5月20日のハイキング記録をお届けします。
この日は嬬恋村で最高気温が29度を記録し、今年一番の暑さとなりました。
登ったのは日本百名山のひとつ、四阿山(あずまやさん)です。休暇村嬬恋鹿沢からもその姿が望め、車で約35分の距離にある菅平高原牧場から登山をスタートしました。
今回のルートは、根子岳(ねこだけ)を経て四阿山に至る周回コース。根子岳へ向かう登りは、以前ご紹介した角間山よりもやや傾斜が急で、足元も不安定な箇所が多少多くなりました。最初のうちは階段が続き最後の登りは小石の多い道でしたが、大半は歩き易い道が続きました。
自分のペースで1時間少しかかりましたが、途中の休憩は少なめで、先行する登山者を何人も追い越したことから、一般的にはもっと時間がかかると思われます。
根子岳から四阿山への縦走路は美しく、残雪があったせいかスイスのアルプスを思い出しました。ふたつの山頂を一度に目指す場合を除けば、根子岳から少し四阿山方面へ進んで景色を楽しんだあと引き返すのも良い選択です。かなり体力を消耗しました。
特に谷底から四阿山へ登る斜面は非常に急で、この時期も雪が残っている箇所やぬかるみが多く、距離の割に大きな労力を要しかなり体力を消耗しました。
その後、四阿山側のハイキングコースと合流する交差点から山頂までは比較的穏やかな道が続き、頂上からは休暇村嬬恋鹿沢のある村上山、近くの鹿沢スノーエリア、そして浅間山を一望することができました。
下山は中四阿を経由して菅平牧場へ。中四阿までは踏み跡が薄く、草が生い茂った箇所もあり、道に迷いやすい場面も。そこを過ぎると徐々に道は整い、最後はほぼ平坦な道となります。もし四阿山側から登った場合、高度に応じて難易度が増していくことを感じたことでしょう。
全体の所要時間は約5時間。水分と飲料で1.5リットル、塩分タブレットや携帯食も多く摂りました。体力に自信がない方は、もっと時間がかかる可能性があるため、しっかりと準備をして臨むのが良いでしょう。
山中の気候は、登山口では白樺が青々と茂り、背の低い桜にはまだ蕾や花が見られるなど春から初夏の趣でした。しかし標高が上がるにつれ、笹を除いて冬のままの木々の姿が目立ちました。
まとめると、決して簡単な道のりではありませんが、十分な準備があれば無理なく登れる山です。二峰制覇にこだわらず、片方だけを目指すのも良い選択です。もうじきハイキングに最適な季節ですので、十分な水分・塩分・エネルギー補給と、遭難や道迷いへの備えとしてハイキングアプリを揃って登ってみてはいかがでしょうか?
ご覧いただきありがとうございます。