公共交通で行く熊野三山の巡り方

”よみがえりの地”熊野三山へのいざない

”よみがえりの地”熊野三山へのいざない

熊野三山とは、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社と那智山青岸渡寺を含む三社一寺の総称です。
速玉が前世の罪を浄め、那智が現世の縁を結び、本宮が来世を救済すると言われ、熊野三山をめぐれば過去・現在・未来の安寧を得ると考えられ、古から多くの人たちが熊野古道を歩いて熊野三山を訪れました。熊野古道は熊野三山のご利益を願う人々の足跡が残る祈りの道でユネスコの世界遺産に登録されています。

熊野三山は当館送迎バスと路線バスを活用して巡ることができます。エリアは「那智山」と「本宮大社」の2つに分かれ、双方を巡る場合は2日間かかります。以下でそのモデルルートをご紹介します。

 

 

1.熊野那智大社&那智山青岸渡寺

(1)公共交通で行く休暇村⇔那智山

(1)公共交通で行く休暇村⇔那智山

那智山とは、熊野三山のうち「熊野那智大社」「那智山青岸渡寺」を含む一帯を指します。熊野古道の中でも高い人気を誇る「大門坂」や日本一の落差を誇る「那智の滝」もこのエリアに含まれます。
大門坂~那智の滝までこれら全てを網羅して歩くと、およそ1.8km緩やかな石段600段を登りながらの約2時間30分のウォーキングです。
那智山へは当館からのシャトルバスと路線バスを乗り継ぐことで簡単に行くことができます。

モデル①大門坂より那智の滝までを歩く場合 7:00朝食⇒休暇村8:00発<当館シャトルバス>⇒那智駅バス停8:33発<路線バス那智山線>⇒大門坂バス停8:44着⇒散策 大門坂~熊野那智大社~那智山青岸渡寺~三重塔~那智の滝(約2時間30分)⇒那智の滝前バス停11:44発<路線バス那智山線>⇒那智駅バス停11:59着⇒紀伊勝浦駅バス停12:08着
モデル②那智山周辺のみを散策する場合 7:00朝食⇒休暇村8:00発<当館シャトルバス>⇒那智駅バス停8:33発<路線バス那智山線>⇒那智山バス停8:51着⇒散策 熊野那智大社~那智山青岸渡寺~三重塔~那智の滝(約1時間30分)⇒那智の滝前バス停10:34発<路線バス那智山線>⇒那智駅バス停10:49着⇒紀伊勝浦駅バス停10:58着
那智山の巡り方&みどころ

JR那智駅

当館発の送迎バスで約20分ほどで那智駅に到着です。ここから那智山行の路線バスに乗車します。当館8時の送迎バスにご乗車の場合、8:33発の路線バスに乗車できます。なお、那智駅はコインロッカーが少ないです。そのため、大きなお荷物をお持ちの方は送迎バスで紀伊勝浦駅で下車いただき荷物を預け、そこから路線バスに乗車して那智山を目指すことをおすすめします。

熊野御坊南海バス

那智山へ向かう路線バスは鮮やかなイエローが特徴の熊野御坊南海バスです。運賃は那智駅~大門坂350円、那智駅~那智の滝前490円、那智駅~那智山(那智大社&青岸渡寺)490円です。

熊野古道 大門坂

熊野古道の中でも最も古の雰囲気を残す道です。杉並木と石段が約640m続きます。樹齢800年の夫婦杉が入口で出迎えてくれます。

那智山青岸渡寺

西国三十三か所観音霊場の一番札所です。桃山時代に織田信長の焼き討ちに合いましたが、豊臣秀吉により再建されました。

熊野那智大社

人と人の縁だけでなく、諸々の願いを結ぶ「結宮(むすぶのみや)」として信仰を集めてきました。朱色の社殿が美しいです。

日本一のジャンボおみくじ

熊野那智大社のジャンボおみくじです。筒の大きさは那智の滝の高さにちなんで133cmです。旅の安全をお祈りしましょう。

三重塔

那智山青岸渡寺の三重塔。青岸渡寺前の展望広場からは三重塔越しの那智の滝をご覧いただけます。2024年の年末には鮮やかな朱色に塗り直されました。

三重塔の展望台

三重塔の上層階からは、那智の滝や太平洋を一望できます。また、各階に異なる仏の像が安置されていて、1階には那智の滝にまつわる多くの伝説に登場する不動明王、2階には西方の極楽浄土に住まう阿弥陀如来、3階には慈悲の菩薩である飛瀧権現本地千手観音が祀られています。

那智の滝と飛瀧神社

三重塔~那智の滝までは歩いて約15分ほど、緩やかな下りです。滝の山門から写真の滝そばまでは緩やかな石段を下ります。熊野那智大社の別宮、飛瀧神社のご神体として崇められる落差133m日本一の滝です。

那智の滝前バス停

帰路は那智の滝前バス停が便利です。ここから那智駅まで約15分で490円、特急の停車駅である紀伊勝浦駅まで約24分で630円です。

御朱印集め

寺社参拝の楽しみの一つが御朱印集め。定番のものから、期間限定のものまで御朱印集めはいかがですか?各所では素敵な御朱印帳も販売されています。

熊野牛王神符

「くまのごおうしんぷ」と読みます。”おからすさん”の愛称で知られ、熊野の導きの神「八咫烏」があしらわれた御神符は、三山それぞれのデザインが施されています。

★世界遺産ウォーク熊野古道・大門坂のご案内★

★世界遺産ウォーク熊野古道・大門坂のご案内★

美しい石畳と深い森の風景から人気が高い熊野古道「大門坂」。古道の雰囲気を深く味わえるこのコースを、地元語り部さんと歩く休暇村オリジナルツアーです。
個人手配の場合、お一人様あたり通常6000円ほどかかる大門坂ガイドツアーですが、当館オリジナルの本ツアーは1700円と破格です(ただし2名様~催行)。また、ご参加されたお客様の満足度も高いことが特徴です。ツアーは最大10名様程度の少人数制のため、グループの皆様のペースに合わせてアットホームな雰囲気の中で散策を楽しむことができます。ただ歩くだけでは気づかない歴史や地学のお話を地元ガイドさんならではの切り口で楽しくお話ししながら散策できます。

ツアー行程 7:00朝食⇒8:00発 当館シャトルバス⇒JR那智駅8:33発 路線バス⇒大門坂バス停8:44着⇒ウォーキング 大門坂~熊野那智大社~那智山青岸渡寺~三重塔~那智の滝 那智の滝前バス停11:44発 路線バス⇒JR那智駅11:59着⇒JR紀伊勝浦駅12:08着
料金 1,700円 (4歳以上)
予約方法 前日20時までの予約制です。
ご予約時のお電話、またはチェックイン時にフロントにお申し出いただければ結構です。
注意事項 ・ツアーは2名様~での催行となります。
・スタートからゴールまでは約600段の緩やかな石段を上り下りします。
・登山靴などは特に必要ありませんが、歩きなれた靴&服装でご参加ください。
体験中のお荷物お預かりサービスについて ・お車以外でお越しのお客様につきましては当館の荷物配送サービスをご利用いただけます。ご出発時にご不要なお荷物をお預かりし、体験終了後にJR紀伊勝浦駅までお届けいたします。受付時にご希望をお伺いしておりますので、ご入用の際はお申し出ください。
参加されたお客様の声(アンケート投稿) ●「ゆっくりペースで、ガイドさんの説明付きで歩けて良かった。」
●「大門坂からの熊野古道めぐりよかったです。ガイドさんの説明もとてもすばらしくて楽しませてもらえました。」
●「ガイドさんの説明がわかりやすくよかったです。歩くペースも調整してくださり、あまり疲れずに歩きとおせました」
●「とても良いガイドさんに担当していただけました。いい体験ができました。休暇村のバス送迎がタイムリーで助かりました。

2.熊野本宮大社&熊野速玉大社

(2)公共交通で行く休暇村⇔本宮エリア

(2)公共交通で行く休暇村⇔本宮エリア

熊野本宮大社と熊野速玉大社はいずれも新宮方面にございます。
本宮大社近くには、創建された当時の大斎原(おおゆのはら)」やそこに立つ日本一の鳥居を見ることができます。また、中辺路の終着点である本宮大社には各方面から熊野古道のルートが集まります。なかでも「発心門王子~本宮大社」は中辺路のハイライトコースで歩きやすさも相まって多くの方に人気のルートです。
速玉大社周辺には、熊野の神々が初めて降り立ったといわれる神倉神社や阿須賀神社など世界遺産登録を受けた寺社が集中しています。
これらは当館からのシャトルバスと路線バスを乗り継ぐことで行くことができます。

モデル①熊野本宮大社と速玉大社周辺を巡る 7:00朝食⇒休暇村8:00発<当館送迎バス>⇒宇久井駅バス停8:14発<路線バス新勝線>⇒新宮高校前バス停8:31着/8:48発<路線バス川丈線>⇒本宮大社前バス停9:39着⇒散策 熊野本宮大社参拝~大斎原散策~ランチ等(約2時間)⇒本宮大社前バス停12:15発<路線バス川丈線>⇒神倉神社前バス停13:07着(あるいは⇒速玉大社前バス停13:10着)
⇒散策 神倉神社~速玉大社~阿須賀神社参拝、新宮市内散策後、新宮駅バス停まで(約3時間30分)⇒新宮駅バス停17:00発<路線バス新勝線>⇒宇久井駅バス停17:34着⇒17:40発<当館送迎バス>⇒休暇村17:50着
モデル②発心門~本宮大社散策+速玉大社 7:00朝食⇒休暇村8:00発<当館送迎バス>⇒宇久井駅バス停8:14発<路線バス新勝線>⇒新宮高校前バス停8:31着/8:48発<路線バス川丈線>⇒本宮大社前バス停9:39着⇒散策 熊野本宮大社参拝~大斎原散策~昼食購入(約50分)⇒本宮大社前バス停10:30発<路線バス龍神バス>⇒発心門王子バス停10:45着⇒散策 発心門王子~熊野本宮大社(約4時間)
⇒本宮大社前バス停14:45発<路線バス川丈線>⇒速玉大社前バス停15:40着⇒散策 速玉大社、余裕があれば神倉神社まで(約1時間20分)⇒速玉大社前バス停17:04発⇒宇久井駅バス停17:34着⇒17:40発<当館送迎バス>⇒休暇村17:50着
本宮エリアの巡り方&みどころ

宇久井駅バス停

当館送迎バスで宇久井駅バス停までお送りいたします。ここから本宮方面へ向かう8:14発の路線バスに乗車します。

新宮高校前バス停

新宮高校前バス停8:31着です。ここで一度乗り継ぎをします。乗り継ぎ時間は20分程、8:48発のバスに乗車します。

本宮大社前バス停

本宮大社前バス停に9:39着です。ここには和歌山県世界遺産センターがあり、熊野古道に関する展示を見たり、県下の観光情報を手に入れたりすることができます。

熊野本宮大社 参道口

ここから本宮大社まで158段の階段を登ります。

熊野本宮大社

檜皮葺の社殿は横に長く、国の重要文化財にも指定されています。ここでは主祭神を含め、5つの神様をお祭りしています。

八咫烏(やたがらす)ポスト

境内に設置されています。八咫烏は言わずと知れた、神武天皇を熊野から大和まで導いた「導きの神」です。投函の際は社務所に声をかけると、スタンプを押してもらえます。

大斎原(おおゆのはら)

熊野本宮大社がかつて鎮座していた場所です。本宮大社は明治22年の大洪水により社殿の一部が流出したことをきっかけに今の場所へ移築されました。現在は高さ34mの日本一の大鳥居がそびえたっています。

神倉神社前バス停

バス停より神社までは約300mほど離れています。

神倉神社 参道口

見上げるような急な石段が続きます。石段は急で幅も狭く、ところどころ傾いているので注意が必要です。自信がない方はここからお参りできるよう、お賽銭箱も用意されています。
なお、毎年2月に開催される「お燈祭り」では松明をもった白装束の男性がこの階段を”駆け下りて”いきます。

神倉神社

538段の石段を登り切った先、熊野の神々が初めて降り立ったとされる神倉神社。お社の横に突き出た岩はご神体の「ゴトビキ岩」です。

神倉神社からの眺め

ここから眺める市街地と熊野灘の遥々とした眺めは、新宮市随一のビュースポットです。

熊野速玉大社

三山のうち、「前世の罪を清める」と言われる熊野速玉大社。境内には樹齢1000年のなぎの木の御神木があります。

◆発心門王子~熊野本宮大社 散策のいざない◆

◆発心門王子~熊野本宮大社 散策のいざない◆
◆発心門王子~熊野本宮大社 散策のいざない◆
◆発心門王子~熊野本宮大社 散策のいざない◆

熊野古道・中辺路のハイライト「発心門王子~熊野本宮大社」を歩いてみませんか?
約7.5km、3時間の散策をご紹介します。

発心門王子~熊野本宮大社の散策

発心門王子 バス停

本宮大社前バス停10:30発の龍神バスに乗車します。このバスの乗車まで約50分ございますので、本宮周辺を散策がてら昼食を購入しておくてよいでしょう。発心門王子へは10:45着です。

発心門王子(ほっしんもんおうじ)

ここからが本宮大社の”神域”とされた場所で、「鳥居をくぐることで仏教に帰依しようとする心が芽生える」という意味から「発心門」といいます。なお、「王子」とは熊野権現の神様の子ども(御子神)を祀る神社のことを指します。

三里小学校三越分校

「水呑王子(みずのみおうじ)」そばのかつての廃校あと。昭和48年の閉校後、レジャー施設として利用された時期もありましたが現在は無人で、道行く人の休憩所となっています。

果無山脈(はてなしさんみゃく)

その名のとおり1000m級の山々が果てしなく続く紀伊山地らしい風景です。その昔は高野山と熊野本宮大社を結ぶ参詣道でした。

のどかな風景

畑が広がるのどかな田園風景を歩きます。ヤギさんも静かに草を食んでいます。

伏拝王子(ふしおがみおうじ) 休憩所

発心門王子より約30分で伏拝王子に到着です。その昔、遠路はるばるやってきた参詣者が、ここから初めて熊野本宮を目にし、思わず伏して拝んだことが地名の由来です。この地にゆかりのある和泉式部の歌碑もあります。

茶畑

伏拝王子そばの美しい茶畑。NHKの朝ドラのロケ地にもなりました。

ジョウロウホトトギス

やはり伏拝王子そばの上臈ホトトギス。

道標

かつての関所跡、三軒茶屋に残る道標。「右 かうや(高野) 左 きみい(紀三井)寺」と書かれています。

熊野古道

道中いたるところに掲げられている「熊野古道」の標識。道に迷う心配はありません。

ちょっと寄り道展望台

その名のとおりちょっと寄り道した先にある展望台です。ここからは大斎原の大鳥居を望むことができる、絶景のビュースポットです。

熊野古道

高い杉木立の中を歩きます。ここまでくればあともう一息!

熊野本宮大社

ゴールの熊野本宮大社に到着です。発心門王子からは約7.5km、3時間程度の散策を楽しみましょう。

熊野三山めぐりにお得な「悠遊フリー乗車券」のご案内

熊野三山めぐりにお得な「悠遊フリー乗車券」のご案内
熊野三山めぐりにお得な「悠遊フリー乗車券」のご案内

熊野御坊南海バスでは、世界遺産熊野三山や熊野古道の散策に格安で便利な「フリー乗車券」を販売しています。対象エリア内で有効期限内であれば、何度でも乗り降りできます。上記でご紹介した、公共交通機関で熊野三山巡りをご検討のお客様にとっては非常にお得なチケットです。いくら程度お得になるかは下段表の「シミュレーション例」をご参考ください。

お得なバス乗車券名 悠遊フリー乗車券
販売元/販売場所 販売元:熊野御坊南海バス <TEL 0735-22-5101>
新宮駅前きっぷ売り場(8:30~17:00 年中無休)
紀伊勝浦駅前きっぷ売り場(8:00~10:30 11:30~17:00 年中無休)
販売価格 ①悠遊フリー1日乗車券 大人3,000円
②悠遊フリー2日乗車券 大人3,500円
③悠遊フリー3日乗車券 大人4,000円
利用可能エリア 熊野御坊南海バス運行の全路線バス
※ただし、南紀白浜空港リムジンバスと定期観光バスは除く。上記「悠遊フリー乗車区間」の画像をご参照ください。
※いずれも有効期限内であれば何度でも乗降できます。
シミレーション例 本宮エリアを「1日乗車券」で巡る場合…
<往路>
宇久井駅~新宮高校前 370円
新宮高校前~本宮大社前 1,440円
<復路>
本宮大社前~速玉大社前 1,450円
速玉大社前~宇久井駅 420円

⇒合計 3,680円 (680円お得!さらに神倉神社や新宮駅の立寄りをバスで移動した場合ももっとお得!)
本宮エリアと那智山を「2日乗車券」で巡る場合…
本宮エリアは上記表のとおり 3,680円

那智山
<往路>
那智駅~大門坂 350円
<復路>
那智の滝前~紀伊勝浦駅 630円

⇒合計 4,660円 (660円お得!さらに往路を那智山バス停まで乗車した場合はもっとお得!)
その他 上記でご紹介した「発心門王子~熊野本宮大社」の散策時に利用するバスは、「龍神バス」のためフリー乗車券はご利用いただけません。470円実費を支払うかたちになります。
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