第96回センバツ高校野球がいよいよ甲子園で3月18日から開幕しますね
球春到来
野球シーズン到来のこの時期は胸の高鳴りが止まりません
その今回のセンバツ
和歌山県から2校が出場することをご存じでしょうか
しかも私学全盛の現代高校野球のなかで、郡部の公立高校が2校も出場することは快挙以外なにものでもないと思っています
3月8日、ちょうど大会の組み合わせ抽選会の日に、自宅の新宮市から2校をめぐる小さな旅に行ってきましたよ
新宮市から中紀エリアの有田まで下道で約3時間かかります(国道424号経由)
いつもお世話になっている旅行会社の中紀バス有田旅行センター様に立ち寄りました
JR箕島駅にあります
昭和54年に甲子園で春夏連覇を成し遂げた箕島高校の近くでもあります
公立高校の甲子園春夏連覇は箕島高校が最後です 高校の横を通るだけで緊張するのです
中紀バス有田旅行センター様は地域の中心的なバス&旅行会社なので、恐らく耐久高校の大応援団を仕切るのは中紀さんだろうと思い、その盛り上がりをみてみようと訪問しました
ビンゴです
高校野球マニアの勘は恐ろしいほど当たるのです
朝9時にあった組み合わせ抽選会の結果が昼前には大きく張り出されていました
試合が第一試合なのか、第三試合なのかでツアー行程が劇的に変わってきます
近畿勢にとって時間は読みやすいのですが、試合開始の2時間以上前には浜甲子園のバス駐車場に止めれないルールです
遠方から来る応援団にとって、当日雨天順延はいちばん困るのでしょうね・・・
有田旅行センターの名物添乗員の網代さんです
南紀勝浦の休暇村のほかにも全国の休暇村にバスツアーで行ってくださっています
いつも笑顔の網代さん
若いですけど頼りなる添乗員様です
網代さんも耐久高校OBで、当日は60台近いバスで甲子園に向かうそうです
いま有田市や湯浅町、広川町での耐久高校の盛り上がりは尋常ではないようです
(万博ポスターより目立っているw)
さあ、
その耐久高校にとてもゆかりのある施設に向かうことにします
今回のセンバツ出場でかなり話題にあり、雑誌の一面も飾ったのでご存じの方も多いと思いますが、耐久高校はヤマサ醤油の当主だった濱口梧陵らが開設した稽古場「耐久社」を源流とする学校で、創立は幕末の1852年なのです
その濱口梧陵は安政地震津波の際、ススキや稲束を積み重ねたもの(稲むら)に火を放ち、この火を目印に村人を誘導して多くの命を救いました
この実話を基にしたのが「稲むらの火」で、津波防災教育センターと濱口梧陵記念館を併設したものが、ここ稲むらの火の館です
4年前にも訪問した施設ですが、そのときは甲子園に出場するとは思ってもいなくて、今回耐久高校に行く前に再訪しました
能登半島地震が起こった今、
改めて防災意識を高めなければなりません 南紀トラフ地震の襲来も叫ばれています
濱口梧陵の知恵と経験と勇気を、今度はわたしたちが実践せねばなりません
おお、
号外がありました
1月26日に出場校が決定した時のものです 野球部創部は1905年なのですね
稲むらの火の館は広川町にあり、隣接する湯浅町に耐久高校があります
立派な高校ですね
人口が少ない和歌山県の中でも中心地から離れた郡部の伝統公立校が甲子園出場とは、本当に夢と希望を与えてくれる存在です
さあ、
耐久高校も立派ですが、もうひとつの出場校の田辺高校もすごい伝統校なのです
甲子園で勝ったこともありますよ
ここからさらに南紀へ向かいます
途中の由良町・日高町でかなり無駄な時間を過ごしてしまい、気づけば夕暮れが迫ってきました
高速で戻れば良かったかな
でもこの中紀から南紀へ向かう夕景も好きなんですよね
何度もみた光景です
田辺高校のある田辺市に入ってきました
その前に田辺市を代表するスポットに寄ってから向かいますね
田辺市にある天神崎です
田辺湾の北側に突き出た岬で干潮時に顔を出す平らな岩礁で形成されています
引き潮時で潮位が150~140cm程度になると岩礁にたまった水が綺麗に反射し、ボリビアのウユニ塩湖のような景色になるんです
潮位の条件などは見なかったですが、夕方にこの付近を通ると必ずと言っていいほど立ち寄ります
右側から太陽が当たる位置は景観の変化は感じませんが、
太陽と海原を正面に迎えると俄然色が変わります
この時季、風はまだ冷たいですが太陽の力強さは感じます
やはり多くの方が訪れていました
さあ、
日没を迎えました
ここから一気に暗くなってしまいます
この天神崎から10分ぐらい走ったところにある田辺高校に向かいます
到着しました
田辺高校です
昨秋の県大会では市立和歌山、智辯和歌山を撃破して近畿大会出場を勝ち取り、今回21世紀枠でのセンバツ出場が決まりました
和歌山を席巻しているこの2校を一つの大会で連破することはすごいことです
しかも公立高校です
和歌山の2校の活躍が今からとても楽しみです
田辺高校は大会初日の18日の第二試合で北信越代表の星稜高校と、
耐久高校は大会三日目の20日の第三試合で関東代表の中央学院と対戦します
2校とも甲子園のアルプス席は地元大応援団で埋まることでしょう
さあ、
わたしも応援するぞー!!