古代ロマン〜古墳の上で素晴らしい眺めをひとりじめ〜
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スタッフ名:濱口
今回ご紹介するのは和歌山市指定文化財の『大谷古墳』です。
高台にある住宅街を上って行った先に築かれており、辺りはひっそりとしていて一見しただけでは、『ここが古墳?』と不思議に思ってしまいます。
大谷古墳は見つかった馬具や副葬品などから大陸との関係を伺わせるなど歴史的にも大きな発見があった古墳なので、その時代に思いを巡らせてみるのも面白いかもしれません。
大谷古墳は紀ノ川の下流で和泉山脈南麓につくられた全長67mの前方後円墳です。後円部は北東を向き、墳丘の規模は全長67m、後円部直径30m、高さ6~8mです。
後円部頂から凝灰岩製の組合式石棺が発見されその中や周辺から装身具や武器などの多くの副葬品が出土されたそうです。
実物としては、東アジアでは初めての発見となったこれらの副葬品は1982(昭和57)年に国の重要文化財・考古資料に指定されています。
後円部の裾には、幅50cmほどの溝が11mにわたって掘られ、29基の円筒埴輪が並べ立てられていました。
また、後円部の頂上に、長さ4.8m、幅3.0m、深さ0.7mの穴が振られ、その中に石棺が納められていました。
無料駐車場がすぐそばにあり、歩道が整備されていて古墳の周りを一周することができます。
或いは階段で古墳に上ることもできますよ!
古墳の上からは和歌山市を見渡すことができ、とっても眺めが良いですよ!古墳をつくった人々が目にしていた眺めはどのようなものだったのでしょうね。
私が行った日は他にどなたもいらっしゃらなかったので、のんびりと堪能できました。
休暇村紀州加太においでの際にはぜひ大谷古墳にも行ってみてくださいね。
場所 |
大谷古墳 |
住所 |
和歌山県和歌山市大谷458 |
駐車場 |
無料駐車場あり |
アクセス【車】 |
休暇村紀州加太から車で約31分 |
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