観光

2022.10.24

高野山の麓にある酒蔵『初桜酒造』

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スタッフ名:鎌田

最近は日中でも肌寒い風を感じ始めすっかり秋になりました。
お酒好きな方なら秋の新酒を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?

本日は和歌山の観光名所・高野山の麓にある歴史ある『初桜酒造』をご紹介します!
 
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創業は慶応2年!歴史ある酒蔵『初桜酒造』

高野山の麓であるかつらぎ町に位置する初桜酒造。

当時は紀北の水田地帯は非常に恵まれた気候と水により多くの庄屋が酒造りを競うようになってきました。
最盛期には大和街道沿いに16軒の酒蔵があり、紀州一の酒造地帯だったそうです。
紀ノ川の水運にも恵まれ京阪神・瀬戸内をはじめ遠くは江戸まで運ばれていました。

しかし時代の流れにより大手酒造メーカーによる工場での管理された日本酒醸造が主流となり、現在ではかつらぎ町の地酒製造は初桜酒造のみとなりました。
 
登録有形文化財に指定されている主屋の玄関土間にはたくさんの杉玉が吊るされています
旧大和街道沿いには初桜酒造を始め多くの酒蔵がありました。
今となっては細い小さな小道ですが、かつては和歌山から奈良へ抜ける街道として多くの人が行き来したようです。
蔵の中は木の香りが漂い、当時の石垣からも歴史を感じることができます。
お酒造りに必要なのはお米!お米作りに貢献した小田井用水
旧大和街道沿いにある小田井用水は江戸時代に水不足を解決するために紀州藩主時代の吉宗の命により作られた紀ノ川の水を田畑に運ぶ用水路。
この用水のおかげで水を遠くの田畑まで送ることができ、品質の高いお米が作ることができたそうです。

また、当時の精米は水車を使って行っていました。精米はお酒をおいしくする上で大切な作業です。

かつらぎ町周辺の各酒蔵は小田井用水に水車を設置しお米を白く精米することでおいしいお酒が大量につくられるようになりました。

初桜酒造のおすすめは『高野山般若湯』

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般若湯とは・・・「般若湯」は、僧侶の間で使われる隠語で「酒」を意味しており、高野山では『悟りを得る智恵の湯』として親しまれています。


元々、仏教の五戒のなかで「不飲酒戒」というお酒を飲んではいけない。
という飲酒を禁じている記述があります。(正式には飲酒そのものを禁じているのではなく、飲酒によって他の4つの戒めを守れなくなるという理由で定められたそうです)

しかし、一部の僧侶たちは、百薬の長といわれる酒を「身体のために薬として飲むのであれば、少しだったら良いだろう」と考えるようになり飲酒が黙認された説や弘法大使が修行僧に高野山の冬の寒さをしのぐために温かいお酒を一杯だけなら許すと言われたという説があり高野山の僧侶の間で広まっていったそうです。


初桜酒造の般若湯は純米吟醸と純米酒があり、伝統の製法を守りながら、現代の嗜好に合わせて作られています。
般若湯は初桜酒造の酒蔵に併設されている直営店や高野山のお土産店にもありますのでお酒好きな方にはおすすめの高野山土産です◎



休暇村からは車で約2時間と少し時間はかかりますが、高野山から約40分、慈尊院からは約10分で行くことができるので高野山に行かれた際にお立ち寄りしてみてはいかがでしょうか?
名称 初桜酒造
住所 和歌山県伊都郡かつらぎ町中飯降85
営業時間 10:~17:00
電話番号 0736(22)0005

休暇村紀州加太の売店では初桜酒造のレアチーズケーキを販売中!


売店でも人気商品の初桜酒造の「初桜 純米吟醸」の酒粕を使用したレアチーズケーキ。
角が少なく滑らかな食感とフルーティーな味わいが特徴◎日本酒が好きな方は必見です♪

※二十歳未満の方、運転をされる方はご遠慮下さい
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