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2018.05.29

八丁池とブナ・ヒメシャラの原生林を歩く

7,617 view

スタッフ名:矢田部

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新緑ベストシーズンに天城の「八丁池コース」を歩いてきました。
今回ご紹介するブログは5月25日(金)に休暇村南伊豆主催のバスツアーにて
添乗でご一緒させていただきました矢田部がご紹介させていただきます。
今回のツアーにおきましては、ご参加いただき誠にありがとうございました。
ご参加者様には掲載の許可を頂いて写真を使用しております。

皆さま、天城と言えば何を連想しますか?
「天城越え」「伊豆の踊子」「山葵」「ループ橋」というところでしょうか。
5月~6月が最も人気があり、5月:新緑ベストシーズン6月:梅雨の時期には
天然記念物「モリアオガエル」の産卵(卵)を見る事ができます。
この日も、天城の新緑を観に多くの方がいらっしゃいました。
 
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今回歩いたコースはこちら
天城旧道の「水生地」案内看板前からスタート

水生地 発→本谷林道→杉・檜林→下り御幸歩道→展望台→八丁池(赤矢印)
八丁池→下り八丁池歩道→杉・檜林→本谷林道→水生地 着(青矢印)
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出発前にストレッチをして八丁池に向けて出発!
この日は気温もそれほど高くなく、爽やかな風が吹き絶好の条件でした。
林道は緩やかな上りですが歩きやすいのでまだまだ楽々です♪
ここからは本谷林道を30分ほど新緑や自然の景色を楽しみながら歩きましょう。
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この看板が見えてきたら林道から登山道に入り
ここからが本番です!
八丁池まで3.3キロ、上りが続くので無理のない
ペースで八丁池を目指します。

このからは、分岐点まで杉・檜林をのぼって行きます。
トレッキングポールがあれば疲労を和らげてくれますよ。
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■薮手毬(タブデマリ)
沢などの水辺や湿り気のある林縁に
自生する植物で白い大きな花に見えるのは装飾花
それに囲まれた小さなつぶつぶが本当の花なんです。
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■山椒(サンショウ)
歩道の脇には山椒が自生しています。
若葉は「木の芽」として魚の煮付けの青味としてよく使用されます。
ミカン科ですが柑橘ではないので、みかんとは遠い親戚みたいなものでしょうか。
ちっちゃいカエルを発見!大きさは約1.5㎝です。
綺麗なケムシ
きっと色鮮やかな蝶に変身するんでしょうね。
■アナグマ
※5/16に撮影したものです。今回は発見できませんでした。
■虹色の虫
※5/16に撮影したものです。太陽の光が当たると虹色に輝いていました。
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分岐点前で休憩
「下り御幸歩道」を進み八丁池を目指します。
ここからはブナ・ヒメシャラの原生林が広がります。
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「下り御幸歩道」ですが緩やかなのぼりで
急なアップダウンは少なく徐々に高度を上げて行く感じです。
この区間はブナやヒメシャラの木々が多く爽やかな風が気持ち良く快適に歩けます。
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ブナの根の階段!?
ブナやヒメシャラは根が広範囲に広がり
木の枝と同じくらい根をはるんだそうです。

ですので、ブナの倒木は根からではなく
木が途中から折れていると言われています。
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八丁池まで残り1km
もうひと頑張りです!
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少し登ると正面に建物(お手洗い)が見えます。
建物の正面に展望台への通路があり約2分ほど進むと展望台に到着!
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八丁池の全景が見渡せる展望台です。
今日は雲が多かったのですが、よく見ると「富士山」の頭が見えました!
写真の中央から少し右側です。

左側には「須崎半島」の海岸も見えました。
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展望台への分岐点まで戻り、八丁池に到着しました。
スタートして八丁池まで約3.5時間かかりました。

この池には、天然記念物の「モリアオガエル」が生息しており
6月の梅雨の時期には木の枝に綿菓子のような卵を産みます。

カエルの鳴き声は聞こえましたが、残念ながら卵は発見できず。
池にはイモリやフナも生息しているそうです。
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出発前に皆で集合し記念撮影

30分休憩し「下り八丁池歩道」へ向かいます。
ここからは平地や下りが多くなります。
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一際太いブナの巨木大人3人が手をつなぐほどの太さです。
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ブナの新芽
周りには茶色い種の落ちています(右下)
ブナの種は食べると美味しいそうです

場所によってはブナの幼木が鹿の被害で育たなく
困っているようです。
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ブナ林を抜けると明るい道に出ます。
その先はMAPの「下り八丁池歩道」と「下り御幸歩道」の分岐点です。
あとは登ってきた杉・檜林を下ってゆきます。

今回は新緑のシーズンでしたが、カエデやブナが色付く
11月は素晴らしいとガイドの加藤さんに伺いましたので
次は紅葉の季節に設定したいと思います。

自然を満喫したい!!
という方は、次回開催の際はぜひ一緒に歩きましょう。

【今回の所要時間】 上り:3.5時間、下り:2.5時間

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