千三百年の古湯につかる
木もれ日の温泉は
森を抜け、沢を横切り
やってくる
ここでしか味わえない、掛け流しの名湯。
「網張温泉」とは、休暇村の敷地内にある5ヶ所の温泉のことを指します。
森を抜け、沢を横切りやってくる温泉は、容赦の無い熱さ。
秘湯ぞろいの東北なかでも、古くから万病に効くと伝わる岩手県の網張温泉の一軒宿で、
伝説の温泉を堪能し、旅の醍醐味を味わいます。
1300年の名湯・網張温泉で、お風呂のはしごを!
岩手山の旧火口から湧き出す温泉は森を抜け、沢を横切り約2Kmの引湯管を通り、5箇所の風呂にわけられます。
本館に内湯と露天の「大釈の湯」、内湯の「白泉の湯」、日帰り温泉「薬師の湯」に内湯と露天、そして野天風呂の「仙女の湯」(冬期閉鎖)、「鹿追足湯」(冬期閉鎖)の計5ヶ所の趣の異なった温泉が楽しむことができ、これらを総称して「網張五湯」と呼ばれています。
本館に内湯と露天の「大釈の湯」、内湯の「白泉の湯」、日帰り温泉「薬師の湯」に内湯と露天そして野天風呂の「仙女の湯」(冬季閉鎖)、「鹿追足湯」(冬期閉鎖)の計5ヶ所の温泉が楽しめます。
これらを総称して「網張五湯」と呼ばれています。
効能 | アトピー性皮膚炎、末梢神経障害、尋常性乾癬 |
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泉質 | 単純温泉 / 硫黄泉(硫化水素型) pH値 /4.1(弱酸性) |
歴史(近世まで) | 温泉の歴史は今から約1,300年前の飛鳥時代(和銅年間)に編纂された「古事記」の時代にまでさかのぼります。”網張”の名の由来は、魑魅魍魎(妖怪のような得体の知れない存在)から守るため蔓草の網を張ったという言い伝えから、いつしかこの地を網張と呼ぶようになった、とされています。また、明治以前は山岳信仰が盛んで、一般の人々が立ち入らぬよう南部藩が網を張っていた、という話もあります。 |
歴史(近代まで) | 一般の人々が温泉地として訪れるようになったのは、明治初期に現・滝沢市の澤村氏が大釈温泉の名で湯治場を開いたのがはじまりです。諸病に効くとの評判が麓の村々に伝わり、温泉を目指す人々の松明で登山道が照らし出されたほどだった、と伝えられています。県知事・石井省一郎の案内で小岩井農場の3人の創設者の一人・井上勝が訪れ、農場開発の着想を得た場所でもあり、宮澤賢治もこの湯に浸かったという記録を残しています。 |
歴史(現在まで) | その後、町営の網張荘が建てられ、昭和40年に誘致を受けて休暇村が開業しました。最初の宿舎は木造で現在の温泉館の駐車場のあたりに建ちました。昭和50年には鉄筋の宿舎(現在の西館)が建ち、昭和59年には東館を増築、平成17年に改装され現在に至ります。その間、しばらく二館営業をしていた最初の宿舎は立て直され、現在は日帰り施設の温泉館が建っています。 |
仕組み | 網張温泉の泉質は硫黄泉(硫化水素型)で、元湯は2キロほど山を登った犬倉山の爆裂火口跡にあります。元湯では高温の蒸気が噴き出しており、そこに流れ込む沢水を混ぜて温泉を作る湯井が設けてあり、引湯管で引いてきています。(※元湯は硫化水素ガスが発生しているので立入禁止)管に湯花が付着し詰まるのを防ぐために行う年に数回のパイプ掃除はかなりの重労働で、積雪期には雪崩の危険もあります。 |
特徴 | 網張温泉の青味がかった白濁は硫化水素のイオン分解反応によって起こります。この反応は源泉と沢水が混ざる際の温度によって異なります。雪解け水が豊富な春、一定の降雨がある夏~秋は、イオン分解反応が促進されて白く濁り匂いも立ち込めますが、積雪によって沢の水が細くなる冬は源泉の温度が高温になりイオン分解反応が鈍るため、無色に近くなり匂いも薄くなります。自然の恵みとして、温泉の変化をお楽しみください。 |
お願い | 濁り具合は沢水の水量の影響が大きく、また、長い距離を引いてきているため温度管理が非常に難しい温泉となっております。浴室内は硫化水素ガスの充満による事故を防ぐため、一般の浴室より強めに換気しております。寒く感じるかも知れませんが、お湯にしっかり浸かって温まってください。 |
ホテル玄関より森の中を歩くこと約7分、滝の流れ落ちる沢沿いにある秘湯です。
諸説ありますが、滝を背景に立ち上る湯けむりを羽衣をまとった仙女に見立てたことが名前の由来といわれています。
男女別の脱衣小屋を抜けると岩を積み上げて造られた湯船がひとつあり、男女混浴となります。
すぐそばを流れる「亀滝」や「湯ノ沢」のせせらぎを感じながらのロケーションは歩いて7分とは思えない別世界です。
※11月上旬~5月中旬まで冬期閉鎖
※雨天中止となります。
営業期間 | <2024年度> 2024年5月7日~2024年11月4日 ※作業の進捗状況により開始が遅れる場合がございます ※降雪状況により閉鎖が早まる場合がございます ※雨天は中止となります。 |
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ご利用時間 | 日没時間の関係で時期により終了時刻が変わります。 ~8月31日まで 宿泊者9:00~18:00終了 日帰り10:00~15:00(受付14時まで) 9月1日~10月15日 宿泊者9:00~17:00終了 日帰り10:00~15:00(受付14時まで) 10月16日~11月4日 宿泊者9:00~16:00終了 日帰り10:00~15:00(受付14時まで) ※雨天は中止となります。 |
ご利用可能人数 | 10人 |
備品・設備 | ・脱衣かご ※鍵付きロッカー等はございませんので貴重品はフロントへお預けください。 ※シャワー等の設備、シャンプー等の備品はございません。 |
ご利用方法 | ★ホテルフロントにお声がけの上お出かけください。 混雑状況によってはご利用時間のスライドをお願いする場合がございます。 ★湯浴み着(ゆゆぎ)の販売もございます。(1着700円) 数に限りがございます。 ご持参いただいたものでもお入りいただけます。 |
ホテル(西館)にあり、男女とも内風呂と露天風呂があります。この地に湯治場が開かれた際の名称である大釈温泉が名前の由来です。
大きな窓から光が差し込み明るく開放的な内風呂、高原を吹き渡る爽やかな風の中、雫石の田園風景や奥羽山脈の山並みを望む露天風呂をお楽しみいただけます。
晴れた夜には満天の星空、冬には雪見風呂もどうぞ。
ご利用時間 | 5:30~24:00 ※深夜に浴槽と床の清掃を行います。お湯は掛け流しですが、お湯の入れ替えも行っています。また、8:00~9:00頃に洗い場周りの清掃のため係員がお邪魔いたします。 ※日帰り利用は10:00~14:00受付 ※ご宿泊のお客様はチェックイン日~チェックアウト日までは「宿泊者」としてご利用いただけます。早めのご到着時や遅めのご出発の際にご活用ください。 |
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ご利用可能人数 | 50人 |
備品・設備 | <脱衣室> ・鍵付きロッカー ・ドライヤー ・おむつ交換台 ・綿棒 ・ティッシュ ☆お肌や環境に配慮した製品を選べる「シャンプー・バー」 (男湯)・ヘアトニック ・ヘアリキッド ・アフターシェーブローション (女湯)・洗顔クリーム ・洗顔パック ・ピーリングジェル <浴場> ・シャンプー ・トリートメント ・ボディソープ ・石けん |
冬期の露天風呂について | 西高東低の冬型の気圧配置になると、奥羽山脈を越えてくる雪を伴った強い季節風が直接吹きつけるため、湯温が上がらないことがあります。脱衣場入口には温度表示をご用意しておりますのでご確認のうえご利用ください。 |
ホテル内(東館)にある内風呂です。
網張温泉の泉質である硫黄泉が名前の由来です。
腰壁は板張りになっており、風呂イスや風呂桶も木目調のものを使用しています。
網張温泉らしい少し熱めの温度(42~44℃)を目標に温度管理をしております。
ご利用時間 | 7:00~24:00 ※深夜に浴槽と床の清掃を行います。お湯は掛け流しですが、お湯の入れ替えも行っています。また、10:00~11:00頃に洗い場周りの清掃のため係員がお邪魔いたします。 ※日帰り利用は10:00~14:00受付 ※ご宿泊のお客様はチェックイン日~チェックアウト日までは「宿泊者」としてご利用いただけます。早めのご到着時や遅めのご出発の際にご活用ください。 |
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ご利用可能人数 | 30人 |
備品・設備 | <脱衣室> ・鍵付きロッカー ・ドライヤー ・おむつ交換台 (男湯)・ヘアトニック ・ヘアリキッド ・アフターシェーブローション (女湯)・洗顔クリーム ・洗顔パック ・ピーリングジェル <浴場> ・シャンプー ・トリートメント ・ボディソープ ・石けん |
本館から吊り橋「湯ノ沢大橋」を渡って徒歩5分の別館です。
日帰り入浴施設ですが、ご宿泊者は無料でお入りいただけます。
本館より往復シャトル便も運行しております。
名前の由来は近くに建つ神社「網張薬師社」からです。
男女それぞれ内湯と露天があります。
露天風呂からは眼下に伸びる山裾の先に雫石の田園風景を一望できます。
かつて井上勝(小岩井農場創設者のひとり)がここを訪れる道中で農場開発に思い至ったというエピソードが残っています。
利用時間 | <2024年度 受付時間> 9:00~17:00(平日) 9:00~18:00(土・日・祝) ※ご宿泊のお客様はチェックイン前、チェックアウト後も「宿泊者」として無料でご利用いただけます。 |
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料金 | 大人600円 小学生310円 回数券(10回)5,000円 ※ご宿泊者は無料です。受付でお部屋番号、ご予約名をお申し出ください。 |
備品 | <浴場> ・シャンプー トリートメント ・ボディソープ ・石けん <脱衣場> ・ドライヤー |
その他 | 冬期は湯量の現象、外気温の低下、風雪の吹き込みの影響により、露天風呂の温度が維持できない場合がございます。 |
ホテルと温泉館を結ぶ木道にあり、木製の湯船には熱めの温泉がそそがれ、じんわりと芯まで温まります。
その昔、鹿を追って山に分け入った猟師がこのあたりで立ち上る一筋の湯けむりを見つけた、という故事が名前の由来です。
5月中旬から11月上旬までご利用いただけます。(※冬期は積雪のため閉鎖)
※※環境省が設置した付随設備が雪害により破損したまま未修理となっており、現在「鹿追足湯」は休止しております。環境省に修理を要望中です。※※