網張のいきもの観察記録⑰ アオサギ
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スタッフ名:渡邊
雫石町の田園風景を見晴らせる網張温泉ですが、その水田でみられる生き物は実際に現地行って観察しないとなりません。
今回はそんな水田の夏に観察できた「アオサギ」という野鳥についてご紹介いたします。
水田に映える背の高い鳥
アオサギ(青鷺)は日本全国に分布するペリカン目サギ科の野鳥で、本州・四国に分布している種は渡りをしない留鳥とされています。
本州に生息している種は通年日本に生息しているため繁殖も日本で行い、
また全長98-88cm、翼開長150-170cmという大きさから「日本最大のサギ」とされています。
アオサギは名前の通り、青みがかった灰色の羽毛で被われているのが特徴で日本でみられる他のサギと見分けがつきやすいです。
水田を見つめて・・・
観察・撮影に行った頃はちょうど膝ぐらいまで水田の草が伸び、水もしっかりと張られた状態でカエルがそこらじゅうで大合唱をしていました。
アオサギは動物食で、魚類や水辺で捕れる両生類(カエル)、爬虫類(トカゲ)、甲殻類(サワガニ)、それに小鳥のヒナなども食べてしまうそうです。
撮影中もひたすら足元の水田をジィッ・・・と見つめては頭を上げて周囲の警戒をしていました。
因みに私がこの写真を撮影したのはアオサギから300mくらい離れた場所で、警戒心が強いこともあり、
ちょっとでも近づくと逃げてしまう撮影が難しい野鳥でした。
雫石町は冬になると一面の銀世界になってしまうため、これからの時期は雪があまり積もらない河川などで見られるかもしれません。
(←写真は神奈川県酒匂川撮影2016.11)
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