網張の空の下で
1,483 view
スタッフ名:藤野
8月9日は台風9号接近の影響を日本各地で受けた1日となりました。
本日も各地で強い雨の予報、油断できない状況が続きます。
テレビやラジオ、各種ニュースサイトで最新情報を手に入れて、もしもの時への備えを行ってください。
さて、お盆が近づいてまいりましたが皆様はご先祖様をお出迎えする準備はお済みですか?
この時期はお盆だけでなく慰霊の日もあり、どうしても故人の方々について考えることの多い季節。
ご先祖様や、もう会うことの出来ない大切な人など亡くなった方々への思いを馳せるのは大切なことです。
亡くなった人がその後どうなるか、というのは誰でも一度は必ず考えること。
大切な人にもう一度会いたい、たとえ亡くなった後でも幸せで笑っていてほしい。
天国のような死後の世界という概念が生み出されたのも、元はと言えば人間のそういった思いによるもの。
お盆になるとご先祖様が私たちのもとへ戻ってくるというのも、同じように故人を思う気持ちがあったがゆえ。
そのような先人たちの思いについて、この時期はふと考えてみたくなるものです。
故人のその後についてはお盆以外にも、日本中・世界中で様々な形で思い描かれてきました。
中でも、星になるというのは有名なものの一つでしょう。
無くなった人が美しい星に生まれ変わり、満天の星空から私たちを見守っている。
無数の星々の中の一つであれば決して孤独ではない、それに夜空を見上げればこちらからも、いつまででもその姿を目にすることが出来る。
この空想も元を辿れば同じように、故人への思いに由来するものと言えるはずです。
台風一過には綺麗な星空が待っています。
天候が落ち着いた後には、そういった視点で夜空を見上げてみるのもいいかもしれません。
そして、星空と言えば、現在、休暇村では夏季限定の夜空のプログラム「天の川見つけた」を実施しております。
休暇村の大自然の中で見る夜空は都会から見るそれとは別格の美しさ。
最もきれいな天の川を見ることが出来る夏ならではの特別プログラムです。
岩手県は「銀河鉄道の夜」の生みの親である宮沢賢治のふるさと。
当然岩手の休暇村である網張温泉でも当プログラムをお楽しみいただけます。
このご覧いただいた写真は網張から見える夜空を映した1枚。
眼下に広がるのは盛岡の町。(諸般の事情で写真が横向きの為、画面では右側に見えます。お顔を左に傾けていただければ・・・)
初めてこの絶景を見た時の感動を私は生涯忘れません。
こちらは夏の大三角。画像左上で輝いているのがこと座のベガ、
右上はわし座のアルタイル、そして左下がはくちょう座のデネブ。
この3つの一等星は町からもよく見えますが、それよりもずっと大きく、そして美しく見えます。
見慣れた空とは全く違う壮麗な星空は夢中になること間違いなしです。
この夏はぜひ、多くの方に網張の夜空を思う存分眺めに来ていただきたいです。
「天の川みつけた」は9月30日までの期間限定開催です。
皆様のお越しをぜひお待ちしております。