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2020.08.04

網張のいきもの観察記録⑨ ~モリアオガエル~

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スタッフ名:渡邊

各地では例年より遅い梅雨明けが発表されている中、
未だ夏の暑さと明けない梅雨のジメジメさが続く網張。
今週の予報もしばらく曇りや雨が続くようです・・・

今回はそんな雨の日に多く見られるカエルの中から「モリアオガエル」をご紹介します。
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先日、雨の中夜道を車で走っていると、車線の真ん中に固まっている彼を見つけました(撮影後、車道脇の茂みへ・・・)。

~クリーム色の泡状卵~

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モリアオガエル(森青蛙)は日本固有種で茨城県を除く本州と佐渡島に生息しているカエルです。
色はその時々の環境によって個体差がありますが、基本は緑の体色で表面の質感は少しざらざらしています。
例年多く見られるのは梅雨時期である6月。カエルたちの繁殖期です(時期的にはもう終わってしまっていますが・・・)!
その際に見られるモリアオガエル最大の特徴が、ご存じの方も多いかもしれません。
通常多くのカエルの仲間は交尾後に水中で産卵を行いますが、モリアオガエルは主に陸上で産卵を行い、かつ彼らは樹上に泡状の卵塊を産みます(上写真5枚目 写真提供:休暇村 茶臼山高原)。
これは主に水中で産むと他の水生生物の餌になる危険性があるためとされています。泡は卵塊の乾燥を防ぐためだとか。
 

~兄弟ガエル?~

実はモリアオガエルと同じように陸上で産卵を行うカエルがいます。その名も「シュレーゲルアオガエル」(下写真1枚目 撮影地:神奈川県)。
歴とした日本種のカエルで、「シュレーゲル」という変わったお名前はオランダのライデン王立自然史博物館館長だった「ヘルマン・シュレーゲル」に由来しています。
学名の日本語訳はそのまま「シュレーゲル氏のアオガエル」。

彼らも水中ではなく陸上で産卵しますが、モリアオガエルと異なり、土中に泡状の卵塊を産みつけます。
また見た目もほとんど同じため、生き物好きな人たちの間でも見分けが難しい種類とされています。
ポイントは体の大きさと目の色。モリアオガエルの方が大きく、目は赤褐色に近い色合いをしています。
気になった方はぜひ調べてみてください!
 
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