観光

2024.04.26

ライトアップ情報も 潮音寺の藤 開花情報

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スタッフ名:筒井

4月25日、潮音寺を実際見に行ってきましたレポート

美しい藤棚が評判を呼び、新聞にも載って大変賑わっている『潮音寺』。毎年4月後半~5月はじめあたりに満開を迎える藤が、本年予測ではそろそろ満開のはず……ということで、良く晴れた昨日、実際に潮音寺に行って参りましたので、ご報告です。

 
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潮音寺は、休暇村から車で10分少々、今から630年ほど前、嘉慶元年(1387)に「潮音堂」として創建された曹洞宗の寺院。東海七福神では「毘沙門尊天」を担当している、地元の方だけでなく観光の方にも親しまれているお寺さんです。

正面入り口である「山門」へ近づくと、風に乗ってふわりと甘い匂いが。よくよく見ると塀の向こうから、涼しげな藤の房がのぞいています。この”ちらり”見えている藤たちは、今回のお目当ての藤棚の一部。「ウェルカム藤」と呼ばれているそうで、山門や仁王像と一緒に撮影できる素敵スポットです。
ゆっくりできるようベンチも置かれていました。
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山門をくぐって右手方向、手水舎の奥に広がるのが、藤棚。
今ちょうど見頃を迎えています。恐らく満開は4/23~25あたりだったのでは、というところ。
圧巻の藤の花に、お客様方が歓声を上げながらしきりに写真を撮っていました。(私も、気づいたらフォルダ内の藤の画像が400枚超に……もうどれをブログに載せるべきかよく分からなくなって参りました)

 
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藤棚にわたされた数千本とされる藤のつる。
シャンデリアのように豪奢な無数の花房を下げるそれらが実は、樹齢100年を越えるというたった1本の古木からのびているというのですから驚きです。

「長藤まつり」ののぼりの通り、藤房は山藤より長く華やかで、時折風に吹かれて額に当たってくるものもあるほど(嬉しい)。長いものでは140cmほどあるそうです。
見上げているとふわりふわりと甘い香りが降ってきます。

思い思いに写真を撮っている方もいらっしゃいましたし、藤棚の下の石机にお弁当を広げて、ご歓談を楽しんでいるグループさんも。大きな望遠カメラを持ったカメラマンさん(?)がたの姿もありました。
 
お寺ならでは? 様々な石像とのコントラストも楽しめます。
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藤のパステルカラーと石仏のダークカラーとのコントラストが楽しめるのも、お寺ならでは。
厳かな雰囲気がたまりません。
藤棚の下に設けられた石机の上には可愛らしい猫の石像などもあり、持ち込んだ自分のぬいぐるみと一緒に今トレンドの「ぬい撮り」を楽しんでいる方も。確かに、何ともゴージャスな舞台装置です。

 
今年はお土産用の『藤だんご』も登場とのこと!
土日限定販売で限定数があるらしい狭き門ですが、気になります。

”映える”の耳寄り情報
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①②藤棚の手前、手水舎も、菊やひまわりを浮かべた『花手水』になっていました。触れると菊のいい香りがします。

③光の角度と差し込み具合で、藤の色が白・紫・ピンク と様々に変わって見えます。写真を撮る際は是非色々な方向から撮って見てください。

④⑤屈むと、ちょっと違うのです …④がそのまま撮ったもの、⑤が少し屈んで、下方から撮ったもの。藤の花房が、⑤の方が多く映っているのが分かるでしょうか。ほぼ同じ長さで層状に垂れ下がっている花房たちは、真横から撮ると手前の房に奥が重なってしまいます。アイレベルを少々下げることで、奥の花房の先端も一緒に写すことができるようになります。(しゃがんで撮っている写真家様方、結構いらっしゃいました)

 
藤棚のライトアップ☆
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日中の日差しの中でも美しい藤棚ですが、夜も大変見ごたえがあります。
潮音寺では、18時半頃~21時前くらいまで、この藤棚がライトアップされています。
見頃を過ぎると終わってしまうこのライトアップ、今年はいつまでくらいをご予定かお訪ねしたところ、もう3~4日くらいかなぁ、とのことでした。
天候次第とは思いますが、是非見られるうちにお訪ねください。

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①境内にあるライトアップの状態を紹介した看板。

②③  ①ではよく判別できないので、拡大したもの。「2024年第12回穂っとネット東三河フォトコンテスト グランプリ受賞」の、豊橋市 中川哲也 氏の作品です。
夜闇と石机、ライトが織りなす藤のリフレクション。こんな光景が見られたら最高ですね……!


 
境内にはこんなものも。
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①水琴窟の案内看板
②水琴窟のカエル。このカエルにお水をかけると下の壺の中に水が零れて、不思議な音が響きます。

③『水琴観音』と彫られた観音様。その名前と、音が響きそうな台座と、横に設置された柄杓を見るに恐らくは水をかけると音が響く水琴窟だと思うのですが、観音様にお水をかけるのはちょっと勇気が要りまして、試してみることができませんでした(小心者)。代わりに、カエルにはいっぱいお水をかけました(鳴らない)。

④水琴観音とカエルの後ろに茂る、シロツメクサ。ただのシロツメクサ(クローバー)ではないのです。渥美半島では、植えられていると思しきコレを見たら疑ってかかれ、というのが定説。何気なく植わっていますが、よくよくご覧ください、葉っぱが4つ葉、5つ葉、6つ葉だったりします!!!!
伊良湖岬の恋路ヶ浜は「四つ葉のクローバー発祥の地」。四つ葉以上の葉っぱが生えやすい個性の強いクローバー株が発見された土地でして、そこから株分けされたり栽培されて販売された株たちが、渥美半島内のところどころに植えられています。
ありがたいお寺に、幸運のクローバー。福々しい取り合わせです。
 

そんな潮音寺への行き方

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まず、休暇村を出発し、国道259号を田原市街地方向(渥美半島の根本方向)へと車で10分少々進みます。

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①「高田西」交差点 を左折します。
②(高田西交差点を左折しているところ。ココ、大事でございます。
 これを失敗して、別のところから左折しますと、車一台やっと通れるか、くらいの路地をさまようことになります。毎年気持ち涙目になるわたくしの、こちらは最早、忘備録でございます。)
③そのまま100~200m程度でしょうか、直進です。
④この、目印らしい目印があまりない交差点を、右折します。

ちなみに、この交差点、通り過ぎるまでほぼ分かりませんが、左手にパチンコ店「DAIZEN」があります。助手席の方、左側にDAIZENの文字が見えましたら、「今まさに曲がらなくてはいけなかった交差点を通り過ぎつつある」と思ってください。(少し先で戻ってきましょう…) 
 
左手側に見えるパチンコ店「DAIZEN」
目印3、の紫色の看板がこちら。角度的に見つけにくいかもです。
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「開放感のある茶色い建物」を曲がった先、100m程度かそのくらいで、もう潮音寺の外壁が見えてきます。

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①外壁が見えると、目印に看板もありますので、左折。
②そのまま真っすぐ進んだ先が駐車場です。まっすぐ行かずにすぐ右手にも駐車場はあるのですが、そちらは墓地を抜けて本堂へ繋がるルート。檀家さんでない身としては罰当たりな気がして避けております(個人の感想です)。
③④ 天気も良く藤も満開、ということで駐車場はほぼ満杯、たくさんの方がお越しでした。この駐車場からは、山門ではなく本堂脇へと出ます。
 
牡丹山の見頃はもう少し先のようです
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駐車場の一角に、『牡丹山』があります。
牡丹や芍薬、シンビジューム が植栽された、組まれた岩場でして、例年藤と同じくらいの季節に見頃を迎える華やかなスポットです。
今年はまだつぼみの株も多く、見頃はもう少し先になりそうです。

お車を停めるついでに、是非ご覧ください。


 
境内には芭蕉の弟子「杜国」と、「種田山頭火」、「柳原白蓮」の句碑もあります。近年『ライダーズ寺』にもなった憩いスポット『潮音寺』。2輪用のお守りも頒布されていますので、旅の途中に寄ってみては。
【潮音寺】

電話 0531-32-0460
住所 愛知県田原市原ノ島37

潮音寺HP


まだまだ数日はきれいな藤が鑑賞できそうな、潮音寺の藤棚。
晴れてもきれいですし、雨が降ったら降ったで、雨粒をつけた花房が映えそうで期待が高まります。雨上がりには藤棚下にできた水たまりでのリフレクションなんかも狙えそうです。雨の時の伊良湖観光にも、是非お勧めしたいスポットです。
休暇村からはおよそ7km、自転車でも30~40分くらいの距離でございますよ!

5月に入って藤が終わってしまいましたら次は、こちらも既に始まっている「普門寺」(豊橋市)の『青もみじ祭り』なんていかがでしょう。山寺を、爽やかな青もみじたちと500本の風車が彩っています。

G.W.も、4/29~5/2はまだまだ空室があります。新緑の初夏旅へ是非お出かけください。

普門寺『青もみじ祭り』詳細はこちら

休暇村伊良湖 宿泊プランはこちらから

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