海を渡って南国まで? 旅する不思議な蝶々
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スタッフ名:津多
驚異の移動距離2,000㎞超!? 旅する蝶々
みなさん『アサギマダラ』という蝶々をご存じですか?
有名な蝶なので、名前は聞いたこともあるという方も多いと思います。
ここ休暇村がある渥美半島でも季節限定で見ることのできる、やや大ぶりの浅葱色(≒水色)の蝶々です。
普通蝶は同じ土地で一生を過ごすのですが、このアサギマダラは進化の途中で一部の鳥たちのように「渡り」をするようになった変わり種。気温20℃前後が適温のようで、春から夏にかけては本州の、標高1,000m~2,000mぐらいの涼しい高原地域で暮らし、秋から冬と徐々に寒くなるにつれ南下していきます。
1年をかけ日本列島を南から北へ、北から南へと渡りをし、さらには日本を飛び越え約2,500㎞も離れた台湾あたりまで飛んでいくのもいるそうです。
渥美半島はその渡りの中継地点になっていて、毎年9月下旬から10月中旬頃に多くのアサギマダラが飛来します。
伊良湖岬の古山周辺をはじめ、展望台のある蔵王山の山道や”フジバカマ花壇”、のんほいパーク(豊橋総合動植物公園)内の植物園周辺にあるフジガハマ群落地などによく集まっていて、飛来するとニュースになったりもします。
多いときは数十頭(蝶々は頭で数え匹では数えないそうです。)近く見られることも。
簡単に見分けられる‼
他の蝶々と違ってかなり特徴的な模様をしているので、視界に入ればすぐにそれと分かります。
特に食事中はかなり無警戒なのか、近づいてすぐ目の前で見たりすることができます。
※遠くを飛んでいる場合は、白いタオルの頭上で回してみると・・・仲間が飛んでいると勘違いして寄ってくるのだとか。
ほぼ同シーズンですので、伊良湖の秋の風物詩「鷹の渡り」と合わせて、お楽しみください。
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