お外に行こう、冬鳥が来てますよ!
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スタッフ名:筒井
最近、「外に、地面で立っている鳥がいっぱいいるんだけど、少し大きめの… あれは何?」と訊ねられます。
そうですよね、気になりますよね…
なにせハトサイズの、普段見かけないような鳥が、白い胸を誇らしげに張りながらグラウンドゴルフ場や運動場といった芝生の上をのっしのっし歩いているのですから……それも結構な数。
先日ご紹介した『ジョウビタキ』とはまた一味違った、秋冬配色のコーディネートをダンディに決めこんだおしゃれ鳥さん。名前は可愛らしく、『ツグミ』といいます。
ツグミは代表的な冬鳥で、冬~春先にかけて滞在し、桜が終わる頃に遠くシベリアへ(!)帰っていきます。休暇村の園地では現在、枝に止まって周囲を見回していたり、平地を闊歩する姿を頻繁に見ることができます。
お散歩会などでご一緒するお客様の中には時折、「昔はよく獲って食べたなぁ」なんて仰る方も。
今では野生動物保護の観点から捕獲が法で禁止されていますが、昔はカスミ網で捕まえる、冬の貴重なタンパク源だったそうです。何でも、焼くと香ばしくてジューシーだったとか…。
遠くへ旅するために一生懸命餌を探して、丸々とした体にせっせとエネルギーを蓄えているツグミたち。
がんばって大きくなるんだよ、と温かい気持ちで応援すると同時に、日に日に丸みを増していくフォルムに、おいしそうだなぁ…と視線が熱を帯びてしまうのを抑えられない今日この頃でございます。
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ツグミちゃんと仲良くなろう!
ツグミは色や模様の個体差が大きい鳥。
特に、おしゃれさ抜群の胸のぶちは各ツグミちゃんでかなり違うそうなので、写真を撮ってよ~く見れば馴染みのツグミちゃんを特定できるかもしれません。
小さい体で、海を越えての長距離飛行はかなりきついと思われますが、来年も同じ、元気な姿を見せて欲しいものです。