脚アワワワワの絶景! 伊良湖岬『日出の石門』
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スタッフ名:筒井
碧い海! 蒼い空! 切り立った崖ッ!! ひいのせきもん。
伊良湖岬周辺は、大海原の絶景が連なる愛知県屈指の景勝地。
中でも『日出の石門(ひいのせきもん)』は”夏に超推し”・東海地方きってのビュースポット。
この巨大な自然の造形に是非胸躍らせていただきたい! ということで、今日はこちらの映えポイントをご紹介したいと思います!
日出の石門、見るべき場所は『3』ポイント!
この日出の石門、見どころが大きく分けて3つあります。
海の中から顔を出している『沖の石門』と、浜辺にある『岸の石門』そしてそれらを見下ろす『崖の上』です。
地図で見ると、それぞれこんな位置関係
上の地図をご覧いただくと、2つの駐車場からそれぞれへのアクセス(いずれも徒歩ルートのみ)の仕方が分かりやすいです。
3か所それぞれの良さがありますので、お時間ある方はじっくりと全部、お時間がない方は一番お好みのものをショートカットで満喫できるように、一つずつご紹介していきたいと思います。
① 碧い海と撮りたい! 『沖の石門』
海の中からにょっきりとのぞいている、穴の開いた岩礁。
これが日出の石門の片割れ・『沖の石門』です。
横の方から見ても、高いところから見下ろしても、なかなか様になる特徴的な姿。近く、には感じられますがそれでもしっかり海の中のため、こちらは「眺める専門」です。
日出園地まで行かず恋路ヶ浜からでも、その特徴的な姿を見ることができます。
この海食洞、もう一つの『岸の石門』共々、大昔…今から2億年位前(白亜紀と三畳紀の間の「ジュラ紀」。恐竜の時代ですね)に、ここよりずっと南の海で、放散虫などに由来するケイ酸分が積み重なってできた、『チャート』という硬い堆積岩です。
2億年もあれば岩の人生(岩生?)にも色々ある。
海底隆起したり、太平洋プレートにのって現在地まで移動してきたり、断層したり、褶曲したり、そんなこんなで脆くなってしまった部分を波や風に削られたりして、こんな奇岩になったそうです。
地質学的にも貴重、なんて聞くと、ありがたみがマシマシで感じられます。
② のったり触ったりくぐったり。探検するなら『岸の石門』
見るだけでなく触りたい、体験したい! という方にお勧めなのが、こちら『岸の石門』。
岸に隣接しているので、大潮の満潮など余程波が打ち寄せている時でもなければ足元によじ登ったりすることが可能です。
手前の方の岩に乗って写真を撮ると、遠近法によりあまり石門が大きく見えませんが(左の方の画像)、穴にどんどんと近寄って行くほどにその巨大さが体感できます。
また、大潮などの干潮時には、波が通常よりさらに後退するので、門をくぐってその先にまで行くことができるようになります(画像一番右はくぐった先から振り返って撮った石門の姿)。
岸の石門といったら定番! リフレクション写真に挑戦
洞窟のような穴の向こうには、太平洋と水平線が。格好いいです……。
船が通ることもありますし、12月中旬~1月頭には『日出の石門』の名の由来となったようにこの石門の向こうに日の出が見られたりもします。
ここでの定番の映え画像といえば、石門の下に残された潮だまりを利用した「リフレクション写真」。向こうに見えている海や空の青を、足元の水面の反射させて撮るというインスタ映え抜群の画像でして、WEBにも様々な岸の石門景がアップされています。
不慣れなわたくしが撮りましても何とか…… 何とかこの程度には格好いい感じ(画像一番右)。
いらした際は是非、トライしてみてください。
また、この岸の石門ならではのお楽しみはまだまだあるので駆け足でちょっとご紹介…
引き潮の際などは小さなタイドプールが出現し、磯遊びもできたりします。
堆積岩の表面も興味深く、その隙間から顔を出す海浜性の植物もユニークです。
10数年前からずっと、行く度に囀っている(威嚇?)イソヒヨドリ。石門付近に代々お住いの名家なのかも。
とまあこのように、お楽しみがいっぱいな「岸の石門」。
お時間がある方は是非じっくり楽しんでいただきたいです。
ただ、難点といえば駐車場から少々距離があるところ。
先の地図でご覧いただくとわかりやすいですが、
浜辺側の駐車場からは、浜辺・もしくはそこに隣接した遊歩道 をてくてくと水平移動してくる必要がありますし、
崖上側の駐車場からは、足の弱い方や運動不足の方にはかなり厳しい階段や坂道をぐるぐる下りてこないとたどり着けません。
(運動不足程度の方は、下りはさほど苦にならないのですが、後でのぼって帰るのがしんどいです。ドライバー様1名に犠牲になってもらって、浜側の駐車場まで車を動かしてもらえると後述の崖上も、岸の石門も、時間のロスなく周れて最高です。)
③ 短い時間ででも絶景を満喫! 石門を『見おろす崖の上』
そして最後のご紹介になりましたが、日出の石門、見に行くなら絶対に外したくないのがこちら、「見おろす崖の上」(固有の名称がないので仮称でございます)。
休暇村から伊良湖岬をまわって日出の石門を目指すと最初に現れる、崖の上にある方の「日出の石門駐車場」に車を停めて、坂道を少々下って行った先にある広場&崖が、3番目の(そしてイチオシの)日出の石門満喫スポット。
最近人気なのが、この崖の岩に乗っての写真撮影。
小高い崖の上からは、すぐ近くの神島や付近の船舶、遠州灘まで続く直線の砂浜「片浜十三里」の美形が一望でき、視線を足元に落とすと、少し離れて沖の石門・すぐ直下に岸の石門という、玉ヒュン必至の断崖スペクタクルが広がっています。
傍で見ておりますと皆様かなり勇気がおありで、足が竦むような崖っぷちで颯爽と絶景を楽しんでいらっしゃいます。わたくしは左から2番目の画像の奥様と同じ安全第一派です。
(といっても岩には柵など安全装置が何もありませんので、高所が苦手な方、足元が不安な方、お子様などは危なくないその手前の場所まででお楽しみください)
こちらにも、他にも見所があるので駆け足でご紹介します。
先程の崖まで下りる坂の途中・木々が開けた処にも「片浜十三里」のビュースポットが。こちらは足元も安全。
崖上の駐車場のすぐ近くの車道(カーブ)は恋路ヶ浜が一望できるビュースポット。往来する車に気をつけて。
唱歌「椰子の実」の歌碑(記念碑。右の石造りの方)もこの崖横の広場にあります。
同広場にもう一つある、島崎藤村作詞・大中寅二作曲『椰子の実』の譜面も刻まれた歌碑。景色も◎。
……とまぁ以上、日出の石門の3か所の見所について広く浅くご紹介させていただきました。
入場無料、駐車無料(初日の出の時だけ有料)、壮絶展望! の日出の石門。これはもう、行かない手はございません。
このブログをご覧になっている今、本日や明日のお天気はどんな感じでございましょうか。
? 晴れている感じです? おやおやまあまあ、それは行かなきゃですね、日出の石門に!!!!!
週間天気予報などをお供に、リフレッシュの為に時間を捻出して、是非! 伊良湖岬までお出かけくださいませ^^
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