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2019.01.18

松の歴史~春へ向けて蓄えています~

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スタッフ名:福井

 伊良湖岬周辺ではたくさんの松の木が自生しております。
その昔、伊良湖岬は大砲の練習場として砂地が広がっていました。
海辺特有の潮風により育つ植物も限られ、当時は防風林をかねて松を植えたとされています。

 以前紹介した「ごかき」はテクノロジーの発展によりなくなりつつあります。
その結果、松に余分な栄養がいき、まつくい虫の発生へと繋がります。

 当館周辺も十数年前、まつくい虫により一面の松が枯れてしまいました。
今現在は殺虫剤を散布していることでまつくい虫の発生を抑えられ、枯れた松の実から自生しています。
 松はこの時期から春へ向けてエネルギーを蓄えます。

写真のとおり、枝の先端には白い突起物が生えています。
成長しやすい春に備えてここにエネルギーを蓄えているわけです。
ピンと伸びた冬芽は逞しく成長する様を伺わせます。

当館へお越しの際は、
この伊良湖岬の歴史と一緒に逞しい松がご覧いただけますよ。

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