海の厄介者 “アイゴ” は伊良湖の新名物になり得るのか?
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スタッフ名:杉村健太
“アイゴ”という魚をご存知ですか?
こんな魚です。
磯釣りをしているとよく釣れる魚ですが、スーパー等ではあまり見かけない魚です。
アイゴは、ヒレの棘に毒をもつこと、死後には内臓より猛烈な悪臭を放つこと、そして、生き物の餌やすみかとなる海藻を食べ尽くしてしまうことから、「海の厄介者」と呼ばれています。
アイゴの白身は独特の美味しさがありますが、釣ったらすぐに血抜きを行い氷締めをする必要があり、下処理を怠ると内臓から身に臭みが移ってしまい、身の美味しさが台無しになってしまいます。
そんな理由から、美味しい白身の魚にも関わらず、市場価値は低く、実際には未利用魚として扱われることがほとんどです。
そんな厄介者 “アイゴ” は伊良湖の新名物になり得るのか?
現在、伊良湖地区のホテル、民宿、食事処が所属する渥美商工会の観光事業委員会にて、「アイゴ」をはじめ、渥美魚市場で水揚げされた様々な未利用魚をすり身にして活用して、この伊良湖地域の名物にしていく取り組みが行なわれています。
また、9月に港を中心としたまちづくりを促進することを目的に、地域一体となる地域振興の取り組みが継続的に行われる施設として「みなとオアシス伊良湖」が登録されたこともあり、その象徴としてこの未利用魚を活用した料理をご当地グルメ「Sea級グルメ」として売り出していくことにも繋げようとしています。
先日、試食検討会が実施され、鍋、つくね、はんぺん、フライ等
未利用魚のすり身をアレンジした各料理を食べ比べを行いました。
先日実施された、各店舗やホテルが、未利用魚のすり身を活用した自慢の逸品を持ち寄って開催された試食検討会の様子。参加者はそれぞれの店舗の料理を真剣に試食している。
休暇村伊良湖が提供を検討している愛知県産のキャベツとコラボした赤味噌の田舎鍋風。果たしてこのメニューが休暇村伊良湖のビュッフェに並ぶ日は来るのか!?
この取り組みは各メディアにも取り上げられています。
東愛知新聞様(11/18の記事)
東日新聞様(11/20の記事)
読売新聞様(11/23の記事)
これがうまくいけば、地域の人や訪れる旅行者にとっては、新しい名物をおいしく食べることができ、その上、アイゴに海藻を食べられてしまうこともなく他の魚介類にとっての生態系も維持できるという、まさにサスティナブルな取り組みになることで、今この時代に即した形での新しい「Sea級グルメ」が誕生するのではと期待されています。
なお、この伊良湖の新名物とする「Sea級グルメ」の詳細な内容は、店舗やホテルの意思確認などを経て12月下旬に正式決定する予定です。
今後も続報をお楽しみに!