観光

2025.10.02

秋の伊良湖岬観光にオススメ、魚市場の競り見学!

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スタッフ名:筒井

プロの仕事を間近で見学! 渥美魚市場

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「鷹の渡り」を見に来る方で賑わっている伊良湖岬。
また、秋晴れの空の下ドライブやツーリング、ポタリングをしたり、伊良湖岬灯台付近を散策したり、旬の味覚イセエビを堪能したりと、皆様”秋ならではの伊良湖岬観光”を満喫しておいでかと思います。

そんな中今日ご紹介したいのは、こちらも”伊良湖岬 秋のおすすめ観光”、渥美魚市場の『競り(セリ)見学』です。
見学自体は1年を通していつでもできるものなのですが、秋の魚・太刀魚(タチウオ)が山ほど水揚げされてズラリ並ぶ光景はこのシーズンならでは。とても美しく写真にも映えますので、是非今、見に行ってみてください。

      ↓ ボディがいかにキラキラかと、顔がいかにコワモテか(ラスト)がわかる、撮ってきたて動画

 

「魚市場」や「競り(セリ)」と聞くと、まだ夜も明けきらないくらいの早朝、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかしイエイエ大丈夫。渥美魚市場の競りは「昼競り」。早朝に海に出た漁師さんたちが魚を引き上げて戻ってくる時間に合わせて行われていますので、競りの開始は毎日 12:30 。旅のご移動でお疲れで、お布団でギリギリまで睡眠時間を確保したい!という方にももってこいのタイムスケジュールです。

この渥美魚市場、伊勢湾・三河湾・遠州灘など、渥美半島を取り囲む三つの海で獲られた様々な海の幸が取引される一大水揚げ基地なのですが、関係者の方々もお忙しいだろう中、太っ腹にも「見学自由」にしてくれているのと、季節によってズラリと並ぶ魚種に移り変わりがあるので、季節を感じる素敵な観光スポットにもなっています(今や観光バスさんの立ち寄りもある位です)。

 

休暇村から車で10分程度と近い! 『渥美魚市場』

 
 

まるで地魚の水族館。飛び交うプロの真剣勝負を無料で見学

12:10時点。既に結構お魚が並んでいます



競り開始の20分前。奥にはお魚を高鮮度で運搬するための車たち、手前には出番待ちのお魚。
人もまだ少なく、近寄って魚を激写するならこのくらいの時間からが丁度いいです。
お魚に元気よくいてもらうため、様々なところからお水が注がれています。
そのため場内は基本水浸し。足元に気を付けて進みましょう。プロたちは長靴着用でした。
心もち、秋色の装いな海の幸たち……  アッ イセエビチャン
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見て周っている間にも、車たちの更に奥、海に面したところに新たに漁船が接岸し、どんどんとお魚をおろしていきます。船の中の水槽から網ですくって、ケースに入れて、並べて……
一般人がやったらものの5分で背骨と背筋と腕橈骨筋が悲鳴を上げることでしょう。見ているだけで薄っすらと痛い気すらしてきます。漁師さん強し、です。
 
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12:23時点。
 


人が増えてきました。
魚の逃亡防止用だったのか、一部のケースに蓋みたいに乗せられていたカゴも撤去され、出品をチェックする仲買人さん方の鋭い目が光ります。
もうそろそろ始まってしまいそう。周囲から人が集まってきます。
少し離れたテラス席では、見学勢がドキドキしながら見守っています。
12:30 競り開始。カランカランカラ~ンと鐘が鳴りました
競りの開始です。
『競り人』さんがケースの上に立ち、周囲の『仲買人』さんたちがお目当てのケースに値段をつけていきます。音声があまりよく拾えなかったので分かりにくいですが、掛け声は何となくお値段が推察ができるようなものから、呪文のようなものまで様々です。

競り人さんと仲買人さんたちの集団は、各商品(お魚ケース)の競り勝った人が決定し次第、次へ次へと移動していきます。
集団の中にはいつも休暇村に卸してくれているお魚屋さんの姿も! 必要分を仲買人さんにお願いして競り落としてもらっているところ、の筈です。
多分料理長から依頼されている、ビュッフェ用の、同じ魚種がいっぱい入ったケースや、大きい魚が入っているケース、そして「活き伊勢海老とビュッフェ」プランのお客様用に伊勢海老の入っているケースと、予約で入っている「お刺身盛り合わせ」用に様々な魚種が一緒に混ざっているケース、を競り落としてくれる、ハズ。他人ごとではないのでドキドキします(入荷しないと皆様のお食事のお魚が………ッ! どうか宜しくお願いします……!)

競りの中心地が過ぎていくと、ケースは競り落とした人がどんどんと運搬していってしまうので、見る見る間に視界からいなくなっていきます。競りの中心部の集団の移動も、残されたケースの撤収も、驚くほどに迅速。この素早さが、食卓に届くお魚たちの鮮度を守ってくれているのだろうなぁと思うと頭が下がります。

市場の端の方では遠方に運搬するお店の方なのか、ケースの魚をその場でどんどん活〆にしている方も。手際が凄いです。
(市場のすぐ近くである休暇村へは大抵バシャバシャ泳いでいる状態で納品されまして、受け取った休暇村の板場担当が一人でひたすら〆ます。美味しいお刺身になってもらうために欠かせない作業です。)

 
競りの途中でも漁船到着、お魚水揚げ
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競りの中心部に気を取られていたところ、市場奥では漁船の姿が増えていました。
滑り込み水揚げもアリなんだなぁ…… と思って見に行くと、想像以上に沢山のお魚が。サバフグ、チダイ、ホウボウ。ヤガラもいます(口がとんがっているヤツです)。

欲しいなぁ、と思っても、市場の競りで購入できるのは『仲買人』さんだけなので、我々はお魚が納品される先の各種店舗や、伊良湖港お魚いちば(渥美魚市場隣接の直売所)で入手するしかありません。
市場見学の帰りにぜひ、良い出物がないか、伊良湖港お魚いちばをチェックしていきましょう。伊良湖岬近辺で鮮魚を買うなら、この「伊良湖港お魚いちば」か江比間の「フードショップカトー」が利用しやすくてお勧めです。
 
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伊良湖港お魚いちばでは、是非「刺身の盛り合わせ」パックを探してみてください。
先程いっぱい見たタチウオが、焼き霜造りや、もっと稀ですが細いお造り(弾力性ブリブリで美味しい)で入っていることがあります。タチウオ、香りが良いお魚でして、全国的にも広くバター焼きやちょっと煮たりして食べられているものですが、お刺身で味わえるのは鮮度抜群で手に入る産地の特権だと思います。

入手できなかった時は、すぐお隣の「いちば食堂」へどうぞ。こちらの「刺身定食」は基本的に市場に水揚げされた地魚で作られているので、季節のお魚を楽しむことができます。
当日の魚種は入り口すぐのブラックボードに書いてくれてありまして、今日は キビレ・ヒラメ・カンパチ・太刀魚・サワラ・銀河メアジ。やっぱり太刀魚、出てました♪

 

定休日などはこちらをチェック 渥美魚市場



伊良湖岬を見て周って、鷹の渡りに目を凝らして、魚市場の競りにドキドキして、渥美の地魚をたっぷり食べる。……とても贅沢な休日の過ごし方ですよね。
秋風吹く気持ちの良い10月の伊良湖岬へ、是非お越しください。

 

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