松の梢(こずえ)に吹く風
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スタッフ名:阪上
休暇村蒜山高原から車で約15分。
蒜山三座は下蒜山の登山口へ向かう道中に「畝の松並木」がある。
海育ちの私は白砂青松の松並木に慣れ親しんでいるからか、
海の無い山のそれを目にするたびに一瞬だけ妙な感じを憶えてしまう。
「畝の松並木」と呼ばれるそれは真庭蒜山郷土歴史博物館あたりから旧倉吉街道
の北側へおおよそ1kmに渡って続く樹齢120年にもなるクロマツの並木である。
街道沿いに立つだけあってその時代の名残もあったのではないかと思ったが、
日清戦争期に明治政府が軍馬の育成場を地元に作った際、
民有採草地との境目に村民が総出で植樹したとのこと。
(それが故に松並木の名称に「畝(うね)」の文字が使用されているのか
などとベタな推測をしてみた^^;)
厳しい冬には雪除けとなり、猛暑の夏には木陰ををつくってくれるこの松並木は
現在、県の郷土記念物に指定されている。
今日も秋色に衣替えした蒜山登山へと向かう人達を歓迎するかのように、
心地のいい松籟(しょうらい)が吹いていた。