富士山七変化――時刻で色が変わる!?
311 view
スタッフ名:神田
富士山の色って何色ですか?
富士山の色って何色ですか____?
多くの人は、青と白のツートンカラーの、このような富士山の姿を思い浮かべるでしょう。
もちろん正解ですが、答えは一つではありません。
富士山は季節や時刻の変化によって、様々な色を見せるからです。
こちらは夏の富士山。
冠雪しておらず、てっぺんからすそ野へと、濃い青からの薄い青へとグラデーションがかかっています。
この日は空気が霞んでいたので、冬場のようにくっきりとはディテールが確認できません。
しかしこれはこれで、浮世絵の富士山のようで美しいですね♪
こちらは11月上旬撮影の富士山ですが、今年は異様に初冠雪が遅かったため、まだ白い冠を被っていません。
冠雪していないと言っても夏の富士山とはまた違う様子で、木が枯れて茶色っぽいのが秋の富士山の特徴です。
夕・夜・早朝は絶好のシャッターチャンス
一日という短い時間のスパンの中でも、富士山の色が大きく変化することがあります。
こちらは冬の夕方に撮影した富士山。
夕陽に照らされ紅潮した「紅富士」と呼ばれる特別な富士山です。
これからは空気の澄んだ冬のシーズンを迎え、紅富士には好条件の日が増えてきます。
夜は暗くて何も見えないかと思いきや、実は夜でも富士山は見えます。
晴れた日なら星空の中にくっきりと富士山のシルエットが浮かび上がり、その存在感は抜群です。
一番のオススメは早朝の時間帯です。
こちらは朝のふれあいプログラム中に撮影した一枚。
日の出前後の富士山は、差し込む朝陽とその陰により普段は見られない色を見せます。
黒・青・黄・橙・紫・薄紅・白etc...絶妙な色が混ざり合い、刻々と姿を変える様をぜひご覧いただきたいです。
季節や時間帯によってその印象を変える富士山_____。
東京からなら、見るだけなら日帰り旅行でもその姿を拝むことは出来ます。
しかし、富士山の麓に住み、毎日のように富士山を見ている私としては、一度ぜひご宿泊いただきたいです。
日中とはひと味違う、夕方や早朝の特別な時間帯の富士山を、お帰りの時間を気にすることなくじっくりと堪能していただきたく思います。
これから冬本番を迎え、空気が澄み、冠雪量が増え、晴天の日が増えて参ります。
夜や早朝も出歩けるよう、暖かめの防寒具を準備してぜひ休暇村富士に遊びにいらしてください♪