本殿がない神社!?「山宮浅間神社」
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スタッフ名:岩間
今日は休暇村富士から車で約25分の所にある山宮浅間神社を紹介します。
山宮浅間神社は約1900年前に富士神の怒りを鎮めるために創られたとされており、今でも古代からの富士山信仰の姿を留めています。
また、「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されています。
富士山スカイライン(県道180号線)を上ると看板が見えてきました。
曲がってすぐ右側に参拝者専用駐車場、案内所があります。
こちらの案内所は土日祝のみ開館しており、開館時は富士山世界遺産ガイドによる案内を受けることができます。
鳥居の前で一礼し、参道を進みます。
参道を進んだ先には富士山に関する案内がありました。
参拝を済ませ、さらに奥へ進むと遥拝(ようはい)所があります。
山宮浅間神社は本殿が無い代わりに富士山そのものを神様として拝む遥拝所が設置されています。
現在は文化財保護のため、遥拝所を囲む柵の中へ入ることはできません。
そもそもなぜ山宮浅間神社には本殿が無いのでしょうか?
それは、昔の人々が本殿を建てたその日の夜、大風により吹き飛ばされてしまったからです。しかも一度だけでなく、何度も同じようなことが起こったのです!「これはきっと風の神様の祟りだ。本殿を作ってはいけない。」と言われるようになり、現在も本殿が作られていないのです。
賽銭箱の後ろには御朱印が販売されています。案内所が閉館している平日でも購入できるので参拝の思い出にいかがでしょうか?