観光

2024.08.25

【鉄道ファン必見】ワイン貯蔵庫に転生したトンネル

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スタッフ名:神田

勝沼トンネルワインカーヴを見学

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今回ご紹介するのは山梨県甲州市のスポット。

鉄道ファン、ワイン好き、そしてフォトジェニックなスポットに目がない皆様に必見の名所となっておりますので、ご紹介させていただきます。


 

トンネルの中にワイン___なぜ?

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フルーツ王国と呼ばれるお隣の山梨県では、桃や梨、ブドウなど果物の生産が盛んに行われており、中でもブドウを加工したワインの生産量は全国一を誇ります。

そんなフルーツ王国、もといワイン王国の甲州市勝沼町には、世界的にも珍しい鉄道トンネルを利用したワインカーヴが存在します。

ワインカーヴとは、ワインを保存するための貯蔵専用庫のことです。


 
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勝沼トンネルワインカーヴは、ワインのオーナー以外も入り口付近から中を見学することが出来ます。

扉を開け中に入ってみると、ひんやりと冷たい空気に包まれます。残暑の厳しい外の世界とは対照的。

カーヴの内部は年間を通して、温度が6~14℃、湿度が45~65%ほどに調整されており、温度、湿度、振動、光に敏感なワインの熟成には最適な環境が保たれています。


 
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元々は鉄道トンネルとして建造された勝沼トンネルワインカーヴ。

明治36年に建造されたJR旧深見沢トンネルは、レンガ造りで約1,100mの長さを誇りました。

令和の現在も当時と同じ姿を留め、約100万本のワインを貯蔵することが出来ると言います。


 

大日影トンネルを歩いてみよう

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ワインカーヴの反対側には、川を挟んで大日影トンネルが構えます。

こちらも同時期に建造された鉄道トンネルで、現在は遊歩道として整備されているので反対側まで歩くことが出来ます。



 
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線路も残されています。

大日影トンネルは1903年の中央本線の初鹿野(現・甲斐大和)~甲府間区間の開通から、1997年の新大日影第2トンネルがへの付替えまで約90年間使用されました。



 
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トンネルの中に足を踏み入れると、空気が変わるのを感じます。

真っ直ぐなので、ずっと奥には出口の光が見えています。


 
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美しいレンガ造りが灯りに照らされ、非日常な空間を演出します。

よく見ると天井には所々煤で汚れた跡があり、100年前ここを蒸気機関車が走っていたという歴史が想起されます。


 
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歩くこと約30分弱、ついにトンネルの出口に達しました。

陽の光が眩しい...

 
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トンネルの反対側、甲府駅側はこのようになっています。

並行している左のトンネルが新大日影第2トンネルで現在供用されているものになります。

このあと、また延長1367mを歩いて反対側に戻りました




 
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今回は勝沼トンネルワインカーヴ、及び大日影トンネルのご紹介でした。

鉄道遺産として、ワインの郷・勝沼の観光名所として、あるいは単純に写真映えスポットとしてもオススメできる場所です。

中央道勝沼ICからは車で10分とアクセスも良好ですので、当ホテルにお越しの際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

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