富士山がもたらす 川の幸・海の幸
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スタッフ名:神田
先日私が訪れたのは富士市にございます「田子の浦漁港食堂」です。
田子の浦漁港の中にある食堂で、獲れたてのしらすを食べられることで有名なスポットです。
私はニジマスと釜揚げしらす、いくらの乗った益マス丼をいただきました。
今回は静岡の誇る食材、「ニジマス」と「しらす」についてご紹介します。
富士山と言えば日本一高い山、岩肌が剝き出しの荒涼とした山というイメージを持つ方が多いでしょう。
実際、五合目を過ぎ森林限界を超えると、そこは不毛の世界。わずかに高山植物が生息を許されるのみで、「命あふれる山」という印象は抱きにくいかもしれません。
しかし富士山は、様々な形で私たちに生命の恵みをもたらしているのです。
まず一つ目に挙げられる富士山の恵みが、「ニジマス」です。
休暇村富士がございます富士宮市は、ニジマスの生産量が日本一を誇ります。市内にはいくつも養鱒場がありますが、ニジマスの養殖を可能にしたのが富士山の豊富な湧き水です。
バナジウムを含んだ富士山の湧き水で育ったニジマスは、濃厚な味と歯ごたえある食感が特徴です。美しい湧き水を潤沢に使用して生育することで、臭みがなく、本来の旨味が強いニジマスを育てられるのです。
加えて、湧水の温度が年間を通して安定していることも大きなファクターです。水温を一定に保つことができるので、高度な品質管理が実現しているのです。
ご夕食のコース料理「駿河づくし(夏)」では虹鱒の塩焼きをご提供しております
2つ目に挙げられる富士山の恵みが、「しらす」です。
静岡県のしらす(イワシの稚魚)の水揚げ量は全国で一二を争います。主な漁場となる遠州灘や駿河湾は、富士山の雪解け水や南アルプスからの山の栄養素が豊富に注ぎ込んでいます。そのため、しらすのエサとなるプランクトンが多く生息しており、しらすにとって理想的な環境になっているのです。
また、漁場と港が近いことも、新鮮で美味しいしらすの産地たる所以となっています。
朝食のビュッフェでは、しらすと桜えびを一緒にいただく「駿河丼」をご用意しております。
また夕食の一品料理でも、生しらすや桜えびの刺し盛のご注文も承っておりますので、お気軽にお尋ねください。
富士山のもたらす生命の恵みはまだまだ他にもございますが、今回はここまでのご紹介とさせていただきます。ご高覧ありがとうございました。
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