曽我兄弟の足跡をめぐる①「曽我の隠れ岩」
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スタッフ名:平石
突然ですが、皆様は曽我兄弟についてご存じでしょうか?
昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」でも少し取り上げられた仇討ちで大変有名な兄弟です。
この兄弟の仇討ちは源頼朝の富士の巻狩りに関するものである為富士宮とも大変深い縁があります。
曽我兄弟の仇討ちの発端は、伊豆の工藤祐経の領地を巡って工藤祐経と曽我兄弟の祖父・伊東祐親が争った結果、曽我兄弟の父・伊東祐泰が工藤祐経によって殺されてしまったという事件に基づきます。曽我兄弟はこの父の仇である工藤氏に対して恨みを持ち、ついに工藤氏への仇討ちを決行します。
当時、工藤祐経は源頼朝の群に属していたため、曽我兄弟は源頼朝が行った富士の巻狩りにて仇を取ろうと考えました。
しかし、仇を取るといってもご存じの通り、源頼朝の周りには工藤祐経以外にも沢山の武将がおりました。その中でも工藤祐経は有力な武将。
彼らはこの岩の裏で密儀を行ったそうです。
見ての通り、周辺をしっかりと見渡せたり、岩の裏と道が繋がっていたりと、万が一他の武将が岩の近くに来てしまったとしても密儀を中断させることができそうですよね。
そして下から見た時のこの岩の容姿。
一見、大きな奥行きのある岩にも見えますよね。
そのため、他の武士にも気が付かれにくかったのではないかと思います。
この岩は、この旗がある場所のごく近くにありますので、この旗を目印に行ってみることをお勧めいたします。
是非、皆様も曽我兄弟の仇討ちの足跡の一つ「曽我の隠れ岩」に訪れてみてはいかがでしょうか。