観光

2022.05.19

木造建築の旧旅館「東海館」

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スタッフ名:川勝

静岡の2つの休暇村(富士&南伊豆)間の観光スポットを訪ねて Vol.4
静岡県にある2つの休暇村(休暇村富士&休暇村南伊豆)間の観光スポットをシリーズで紹介するコーナーの第4回は伊東市にある木造建築の旧旅館-東海館さん(以下「東海館」と記します)を訪れます。
今回訪ねるのは木造建築の歴史的な旅館
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東海館の開業は昭和3年、なんと今から90年以上前のことです。当初は湯治宿としてスタート、その後利用者動向に合わせて何度かの増築を経て旅館として営業をされていましたが、平成9年に周囲から惜しまれながらその歴史を閉じられました。しかし、4年後の平成13年(休暇村富士開業の翌年です!)に文化施設として整備され、誰もが気軽に立ち寄れる観光スポットとして生まれ変わりました。
木造建築の館内には桧や黒檀といった高級木材のほか、変木と呼ばれる形の変わった木などがたくさん使われています。
階段や客室入口、欄間など館内の随所に彫刻が施されており、当時の職人さんたちの技術を垣間見ることができます。
書院障子の飾りは各客室によって異なり、この部屋には富士山が彫られていました。
200畳の大広間。全盛期にはここに宿泊者のお膳がずらりと並んだことでしょう。
大広間のシャンデリア。木の天井とともに歴史を感じますね。
望楼(展望スペース)へ続く階段。結構な勾配があります。
望楼。展望のためだけのスペースで全方向に展望が広がります。
西南側の眺望。後方に見える山は天城でしょうか。現在はビルが並びますが、建造当初はまた違った眺望だったことでしょう。
客室等館内の一部は展示スペースにもなっています。旅館営業されていた時の資料や、建設当時の地域の様子なども知ることが出来ます。
ここの客室は展示室に改装され、地元彫刻家?のアート作品が展示されていました。
広縁部分に客室時代の名残を感じます。
湯治旅館時代にタイムスリップ??
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旅館といえば大浴場を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そう、ここ東海館にも大浴場があるのですが、な、な、な、な、なんと、実際に入浴することもできるのです!!
※但し、平日は入浴できないのでご注意ください
浴室も当時の面影が色濃く残っており、浴室が脱衣室よりも下がった所にある構造や総タイル張りの構造などにそれを感じることができます。
温泉の注ぎ口には獅子が彫られていました。このような所にも当時のこだわりを感じます。浴槽内もタイル張りで清潔感があります。
なお、入浴には入浴料が必要になります。また、入浴できるのは土曜・日曜のみで営業時間も限られており、さらに時間帯により大浴場・小浴場の男女入替えとなっていますので、入浴が目的の場合には予めインターネットなどでお調べになることをお勧めします。
今回は利用しませんでしたが、1階の縁側部分は喫茶室として営業されていました。飲み物のほか、甘味や軽食もあるようです。
以上、東海館の紹介でしたが、意外だったのはお風呂に入れたこともさながら、営業当時のほとんどの箇所に立ち入ることができたこと(バックヤードなど一部入れない所もある)です。皆さんも日本の伝統美に触れ当時の思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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東海館
所在地 静岡県伊東市東松原町12-10
開館時間 午前9時~午後9時(最終受付午後8時)
     ※入浴の時間は別に設定されています。
休館日  毎月第3火曜日(祝祭日の場合は翌日)
     ※入浴は土曜・日曜のみの営業
入館料  大人200円 小人100円
     ※入浴料は別料金
 
詳細は伊豆・伊東観光ガイドのHPから

伊豆・伊東観光ガイドのHPはコチラ

東海館へのアクセス
(鉄道)
 JR伊東駅から徒歩7分
 
(マイカー)
・休暇村富士から
 富士宮道路~新富士IC~新東名高速~長泉沼津IC~伊豆縦貫自動車道~伊豆中央道~長岡北IC~国道136号~大仁中央IC交差点~国道414号(亀石峠)~宇佐美~国道135号経由で伊東市内へ 約90km 2時間10分
 
・休暇村南伊豆から
国道135号経由 約65km 1時間50分
ご宿泊は

休暇村富士

休暇村南伊豆

スタッフ

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