ふくいは仏教・寺院伝説多すぎ? -龍双ヶ滝-
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スタッフ名:杉森
こんにちは!
よかったです。腰の張りを訴え途中交代をした大谷選手が、5/14ジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発出場。2戦ぶりに復帰した第1打席でライト前ヒット、第3打席で二塁へ内野安打を放ちマルチ安打をマークしました。手術をして順調に回復していた中、腰の張りでの途中交代、かなりドキッとしましたが安心した今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
スタッフの杉森です。
今回ご紹介するのは福井県の池田町にある「龍双ヶ滝」をご紹介したいと思います。"日本の滝100選"
にも選ばれた非常に美しい滝です。
福井市から約50分車を走らせ到着。立派な岩の石銘板が迎えてくれました。車を降り歩き出すと右手に綺麗な川のセセラギ、緑のマイナスイオンを体いっぱいに浴びながら進んでいくと、予想を遥かにこえる”滝”が見え驚きました。(もっと小さい滝を想像してたので)
勢いよく流れ落ちる水滴の一粒ひと粒が、はっきりと見える美しさ。足羽川・九頭竜川をへて日本海に注ぐこの1粒をみると、何か自然の大きな力を感じます。
春は新緑が美しく、滝や川の景色はまるでジブリの世界にいるような感覚になり、もののけ姫のこだまが森中にいるように思えます。
ふくいは仏教・寺院伝説が何故多いか(仮説)
龍双ヶ滝の伝説
昔ここに龍双という僧が住み、神仏像を彫刻して一念行願をしたという伝説と深い滝壺に住む龍が昇天のために時おり滝上りをしたという伝説があります。また、龍双坊がこの滝で修行していた際、三国湊に托鉢用の鉄鉢が流れ着き、全く動かなくなった事から、鉢に米を入れると不思議と鉄鉢が動き出し龍双坊の手元に戻ったとそうです。
伝説・逸話は、福井県内にかなりの数あります。海で仏像が網に引っかかっていて、この仏像を奉ると豊漁になったり、天気が良くなり漁に出れたり。こういった伝説などが多く出るのは、仏教色が色濃い国だったからと推察できます。
泰澄…奈良時代の僧。白山で修業したとされる白山信仰の祖。平泉寺創建
道元…鎌倉時代の禅僧。永平寺を建て、曹洞宗を開いた。
蓮如…室町時代の浄土真宗の僧。吉崎で教えを説いた。
このような仏教の始祖が多く、人々の拠り所になっていたと思われます。
しかし、戦国時代等は、不作、無茶な徴兵、高い税金等、とても暮らしにくい生活を押し付けられていた人々はそのような暮らしを打開するため一向一揆をおこし、越前国を仏教国家として建国しました。その中人々を統治するために、各寺院の創建に絡めて僧の伝説、寺の伝説を広めていたものと推察します。後付けの伝説・逸話です。
今回のご紹介は以上になります。
「仏教・寺院伝説が多い訳」は個人の仮説ですので、あまり信用しないでください。「龍双ヶ滝」は本当にいい場所ですのでお勧めです。体感では-5度ぐらい、これから暑くなる時期にはとてもいい避暑地になると思いますよ。
「龍双ヶ滝」 福井県池田町東青 休暇村越前三国より車で約90分