今回は間に合いました -玉川洞窟観音-
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スタッフ名:杉森
こんにちは!
MLBも熱いですが、バレーボールセリエAも熱いです。プレーオフ準々決勝の第4戦、ホームでピアチェンツァに3-2で逆転勝ちし、2勝2敗のタイに持ち込みました。その中で日本代表石川祐希選手が、スパイク決定率44%、サーブレシーブ48%、20得点の大暴れで逆大手。このままの勢いで第5戦アウェーでの勝利を信じている今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
スタッフの杉森です。
今回は前回行けなかった「玉川洞窟観音」をご紹介したいと思います。
本来の「玉川洞窟観音」は、現在の場所より北の地点にありました。以前は天然の洞窟のなかにありましたが、1989年の崩落事故の後、安全の為に現在の場所に移りました。
鳥居をくぐり中に入ると、コンクリートによる人口トンネル内に本殿があります。両脇は越前焼のランプに照らされ、一つ一つ模様も違い、幻想的な空間を構成しています。
玉川観音の由来…諸説あります
1、金剛石より硬い閶浮檀金(ニンブダイゴン)という金属でできた、三国伝来(印度・支那・朝鮮を経て日本に渡来)の尊像であるという説。
2、仲哀天皇が洞窟近くを船で通られた際に、龍に背負われた像が現れ、「私はこの体をこの地に置き、天下を護持する」と誓ったため、この像を洞窟に奉られたという説。
3、泰澄大師が山からこの海あたりを眺めていると、海中に光るものがあり、漁師に頼んで引き上げてもらうと、それは十一面観音像であった。それを祀ったという説。
個人的には1、が有力かと思います。2、はよく伝説で使われる話(天皇の権威を示す為の話)、3、は漁港、漁を生業としている地方ではよくある話です。
しかし、3、の話には続きがあり、黄金の像であると勘違いした泥棒に盗まれたが、里のはずれまで来たら仏像が急に重くなってしまって、結局そこへ放置して逃げてしまったという伝説も残っています。実際、幕末と明治の中頃に盗難に遭っているが、いずれも無事に戻ってきたそうです。少しスピリチュアルなものも感じます。
洞窟の中では、お砂踏みもでき、その他に御朱印やお守り、ろうそくや線香も置いてあり色々な方法でお祈りができます。私が訪れた時には、ろうそくを両側の菩薩像にそなえ、一つづつ丁寧にお祈りしている人がいました。ろうそくの燃え残りの数を見てみると、結構な数の人がここに訪れ、祈りを捧げている事がよくわかります。そして、洞窟内の手入れはとてもよく行き届いており地域の方々の拠り所ともなっているように思われます。
今回のご紹介は以上になります。海沿いをドライブするのであれば、是非お寄りください。もちろん休暇村越前三国のお越しもお待ちしております。
「玉川洞窟観音」 福井県丹生郡越前町玉川41-2-1 休暇村越前三国より車で約50分
営業時間 9:00~15:00