春、夏、秋、冬いつ行っても心落ち着きます。-養浩館庭園-
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スタッフ名:杉森
こんにちは!
凄い事がおきました。アカデミー賞にて日本作品が2本も受賞しました。1本目は宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」が長編アニメーション映画賞、2本目は山崎貴監督「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞を獲得しました。個人的には「ゴジラ-1.0」が、ハリウッド映画の豊富な資金で創り出される壮大な映像を、日本のVFX技術で跳ね除けての受賞。とても痛快で感動している今日この頃、皆さんは如何お過ごしでしょうか。
スタッフの杉森です。
今回は「養浩館庭園」をご紹介します。歴史的価値も勿論あるのですが、癒しの空間が凄いので是非皆さんにも足を運んで欲しいのです。
「養浩館庭園」は福井藩主松平家の別邸で、江戸時代には「御泉水屋敷(おせんすいやし)」と称されていました。今でも近くの県道128号を「お泉水通り」と呼んでいます。
庭と密接な関連の基に建造された池の周囲の書院建築の数々と、広大清澄な園池を主体とした回遊式林泉庭園(かいゆうしきりんせんていえん)は江戸中期を代表する名園の一つとして広く知られていました。
福井大空襲で建造物が焼失しましたが、昭和57年に国の名勝に指定されたことが契機となって、文政6年の「御泉水指図」により近年、整備が行われました。現在では、建造物・池だけでなく玉砂利・石組・樹木も四季折々に風趣が漂い、庭園の趣を楽しめます。
「御泉水屋敷」の成立時期については詳らかでない点が多いのですが、三代忠昌時代に藩邸となり、城下を流れる芝原上水を引き込んで「御泉水屋敷」となったと伝えられています。
その後「養浩館」に名前が変わったのは1884年、松平春嶽によってつけられました。孟子の言葉「浩然(こうぜん)の気を養う」に由来すると言われています。
櫛形ノ御間(くしがたのおま)
屋敷の中で一番池に張り出している部屋です。庭園と池が見渡せ、人懐っこい鯉も見れます。個人的にこの場所が一番お気に入りです。庭を散策し休憩に使うもヨシ、ここに腰を据えて庭を眺めるのもヨシ、個人個人好きなように過ごせる場所になっています。私はここで何も考えず小一時間程座っていた事があります。そんな居心地の良さが、昭和初期まで越前松平家休養や迎賓等の場として使われたのだと思います。
今回は以上になります。癒されたい方は是非行ってみてください。勿論、休暇村越前三国もお待ちしております。
「名勝 養浩館庭園」 福井市宝永3丁目11-36 休暇村越前三国より車で約50分 入園料220円