竜宮城話の元?(続) -「若狭姫神社」-
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スタッフ名:杉森
竜宮城話の元?海幸彦・山幸彦の伝説 -「若狭彦神社」-
こんにちは!
なんと大阪国際女子マラソンで2時間18分59秒をマークし、19年ぶりに日本記録を更新しました。その名は「前田穂南」選手。兵庫県尼崎市出身で、家族がプロ野球阪神タイガースの大ファンで、大会前は岡田彰布監督の言葉にあやかり、「アレを狙う」と何度も発言し、レース後に「アレ」が日本新記録だったことを明かしていました。3月のウィメンズマラソンで自身の記録を上回る日本選手が現れなければ、パリオリンピック代表の最後の3枠目に内定します。日本新記録を出してもオリンピックに出れるか、出れないか、オリンピックに出るという事の大変さを感じられる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
スタッフの杉森です。
前回は「若狭彦神社(上社)」をご紹介しましたが、今回は「若狭姫神社(下社)をご紹介したいと思います。その名の通り名前に「姫」が入っているので「乙姫」を祀る神社となっています。
「若狭姫神社」の祭神は豊玉姫命(龍宮の乙姫)であり、古事記の海幸・山幸神話で知られる両神を祀ります。「若狭姫神社」の3月10日の例祭には、漁師たちが大漁と航海安全を祈願して、鮮魚を供えて祝う。「若狭彦神社」の10月10日の例祭には両社で遠敷祭が行われます。現在はほとんどの祭事は下社「若狭姫神社」で行われており、神職も下社にのみ常駐しています。
門をくぐり境内に入ると、やはり神聖な空気が張り詰め5℃程気温が下がった気がします。本殿左に目をやると、枝を広げて空に伸びる巨大な千年杉が鎮座しており、古来より厚く信仰されているそうです。また、「若狭姫神社」は上社の「若狭彦神社」と合わせて夫婦の関係であり、縁結びのパワースポットとしても有名です。
境内内の左側に大きな銀杏木があります。この木は「乳神さま」と言われて、枝の下から豊満な乳房の如き乳根が垂れ下がっているので、妊婦や母乳の少ない人々が祈願を込めると豊かな乳を授かると伝わっています。
他にも、弁才船模型も飾っていました。船全体の反りの少ない優美な船型で、寸法から1000万石積級の推定できます。海幸山幸伝説で有名な「若狭姫神社」に奉納されたもので、海上安全祈願と考えられます。
能舞台もあります。能舞台の右側にはつつじの花が生えており、咲いていればつつじの花の横で、雅な能が堪能できるのかもしれません。
境内内の苔の雰囲気もよく、帰り時も、鳥居の向こうに門前町があったような景色が広がり、素敵な神社でした。気分も一新でき気持ちよく変えることができました。
今回のご紹介は以上になります。休暇村越前三国にご宿泊の際には行ってみてはいかがですか。そして、是非上社の「若狭彦神社」も合わせてお寄りください。何かパワーがもらえるかも?
「若狭姫神社」 福井県小浜市遠敷65-41 休暇村越前三国より車で約120分