福井と縁がある米国人「グリフィス記念館」
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スタッフ名:ペ ギョンウン
今回は福井市にある「グリフィス記念館」を紹介します〜。
こちらは、ウィリアム・エリオット・グリフィス(W.E.グリフィス)という明治維新が起きたことで越前福井藩が二世紀半の幕を下ろした時に、福井の地でそれを見届けたひとりの米国人を紹介している館です。
19世紀に日下部太郎という天才留学生が福井藩から米国へ行き、そこでグリフィスと親交を深めた結果、若くして急逝した日下部太郎の友人として彼が過ごした福井という地で藩校で理化学の基礎を少年たちに教えるべく、藩に採用されて来日した牧師志望の神学生がW.E.グリフィスです。
彼が著した「ミカドズ・エンパイア」では、日本の春夏秋冬の移ろいの中の藩での出来事などが記載されています。
実際に、館ではこの本のごく一部を読むことができますよ。
では、記念館の案内です〜。
外観は、福井藩がグリフィスたち外国人教師の居住用に建てた鮮やかなライトグリーンの家屋でデザインにおいても明治初年を表しています。ちなみに2階建てです。
1階のその先にはグリフィスと日下部太郎の肖像画だと思って近づくとセンサーが反応して、肖像画が動き喋り、背景も変わる映像になります。これには驚きましたー
隣には、グリフィスが出会った福井の風景やエピソードを水彩画や絵日記で表した部屋と
グリフィスの功績を残した部屋で構成されています。
そして、グリフィスさんの人形の姿とクリスマスツリーから想像はつくと思いますが、11/18-12/25までクリスマス装飾がなされています。
なぜクリスマスかと言いますと、今現在のような宗教を離れた祝祭としてのクリスマスはグリフィスが福井における家族にプレゼントを贈りパーティーを開いたことが一つの原点だとされています。つまり、福井市が初めて様々な人が楽しむクリスマスを開いた地だと言うことです。グリフィスは日本のクリスマスの元祖とも言えますね。
続いて2階ですー
グリフィスの執務室があり、グリフィスが著した本が4冊あり、手に取り読むことができます。あとは、グリフィス生涯年表やグリフィスライブラリーがありました。
そして、2階ではクリスマスパーティの様子を模しているセットが置いてありました。
ちなみに先ほども書きましたが、クリスマス装飾期間は12/25までですので、お早めにお越しください。
「グリフィス記念館」
住所:福井県福井市中央3丁目5−4
営業時間:10時00分~19時00分
(12月1日~2月末日は午後6時で閉館)
※入館は閉館時刻の30分前まで
休館日:年末年始(12月28日~1月4日)
入館料:無料
電話番号:0776-50-2911