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2022.03.24

吉崎御坊with早咲き桜

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スタッフ名:加守田

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おはようございます。皆さま。
 
少しずつ春の陽気が漂い始めた中、いかがお過ごしでしょうか。
4月に向かう途中で、気持ちに何か一区切りを打ちたくなる、或いは無為的に打たれてしまう、それは気持ちのみならず生活や日々の行動など人によって様々です。
こういったものは、4月が新生活や新学期といった基準を持ち、意識的如何に認識しているからでしょうね。
人間が3月~4月を区切りにするように、草花も季節を区切りにしています。
このようなことから、動植物にとっては何かしらの区切りが必要なのでしょうね。
 
つまり、何が言いたいかと言うと、そろそろ桜の季節ということです!
いや、前振りが下手ですみません!
 
気を取り直して、本日は「3本ほど早く咲いた桜」の紹介です!
福井県の桜開花予想は3月終わり頃とされていますが、なんと!
とある場所では3本の少しだけの桜を見ることが出来ました!
 
その場所とは、あわら市にある「吉崎御坊」です。
ここは当時、寺院内の僧・修行者が住む家(坊舎)であり、城郭寺院として吉崎山山頂に築かれていたとされています。
現在では、「国史跡 吉崎御坊跡」として認定されています。
 
こちらの建立は1471年で、浄土真宗本願寺派の蓮如上人が迫害を受けたことにより、京から北陸の布教拠点として吉崎山を選び、逃れてきました。
ただ、当時は「吉崎“御坊”」とは呼ばれておらず、現在のように呼ばれ出したのは江戸時代からだそうで、「御坊」は江戸時代に本願寺から任命された直轄寺院を指すそうです。
 
この「吉崎御坊」は1506年の一向一揆によって、坊舎が壊され、廃坊となりました。
が、1746年に本願寺派の「西別院」、1747年に大谷派の「東別院」が吉崎山の麓に建立され、現在もこの両院は残っています。
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私は西別院にふらっと立ち寄りましたが、特に変哲も無い寺院です。
行ってはないですが、東別院もこのような感じではないでしょうか。
私は吉崎御坊へ行くルートが分からなかったため、西別院に行きました。
まさかの駐車場迂回ルートでした、気づきませんでしたね。

これは駐車場から撮った写真です。
吉崎御坊への道はこの階段をのぼらずに左に行くか、のぼって寺院を通って階段から降りるかです。
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行く途中にある「願慶寺」には、「嫁おどし伝説」で登場する「嫁おどしの肉付きの面」があります。私は別の場所でその話を聞かされて、身の毛がよだち背筋が凍るような感覚に襲われ、怖くて行けませんでした。
「嫁おどし伝説」は簡単に説明すると、大の仏教嫌いの姑が信心深いお嫁さんを嫌い、驚かせるために鬼の面を付けて夜道で待ち伏せをし、飛び掛かったがお嫁さんは驚かず一首の歌を詠んで立ち去りました。その後、家に帰った姑は帰宅し、面を外そうとするが外れません。そこにお嫁さんが帰宅し、一緒に姑と蓮如上人の所へ行き、蓮如上人が説法したことで姑が仏教の尊さに心を打たれ、鬼の面が取れました。それは、姑の少しの肉とともに取れたことで「肉付きの面」とされています。
いや~、とても恐ろしい怖い…そんなお面は見たくない!という事で見ませんでした!
 
このお面は、「願慶寺」と「吉崎寺」の両院に一つずつあるみたいです。
このようなものが得意な方は是非、ご覧ください。
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では、ようやく本題へと辿り着きました…
吉崎御坊は、蓮如上人の銅像があります。高く大きくそびえたっています。
また、ここからは日本海を一望出来ます。
ただ、今は工事があるので少し景観が残念になっています。
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この吉崎御坊の真ん中あたりに早咲きの桜が三本ありました。
訪れたのが、3月14日でこの開花状況なので今ならもう少し咲いているのではないかなぁと思います。
 
近くには、蓮如上人記念館があります。浄土真宗の歴史や吉崎の歴史を学べるようになっているようです。中には、喫茶・売店もあるので休憩も兼ねてどうでしょうか。

以上が吉崎御坊with早咲き桜でした!
休暇村越前三国から車で約25分です。少しでも桜が見たい方是非どうぞ!

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