えちぜん鉄道大好き日記~ラッセル車出動!~
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スタッフ名:野口新之介(初めて見たぞ)
先日の北陸の大雪、1月7日頃から雪が降り始め10日には福井市内で100cm、大野市で160cm、ここ三国町でも50cm程の積雪となりました。
しばらくの間、北陸自動車は通行止めとなり、国道8号線は立ち往生。
JR・えちぜん鉄道・路線バスは運休、学校や保育園なども休校になる等、3年前の福井豪雪に近いものでした。
現在は時折雪が降るものの、交通網は通常通り動いております。
さて、そんな大雪の日、大雪ならではの出来事がありました。
えちぜん鉄道線路沿いの道路を車で走っていると、偶然にも冬の鉄路を守ってくれるラッセル車と遭遇しました。
「これは珍しい!」と思い、子供達と終点三国港駅まで追いかけて、ラッセル車を間近で見ることができました。
こちらはML521+522、1949年日立製作所製です。
かなりの年代物で、元々は機関車だったものを改造してラッセル車にしたようです。
重厚でかつレトロな風体ですが、雪を掻きわけるだけなので、あまりの豪雪だと掻きわけた雪をまた重機などで排雪しなければならないそうです。
こちらは昨年導入された新型車両。
線路に積もった雪をかき込んで上部から遠くに飛ばすロータリー装置と、雪を押しのけるラッセル装置の二つの機能を車体の前後に併せ持つそうです。
これがロータリー装置。
掻いた雪を飛ばすものです。
近くで見るとかなり大きいです。
列車が走るスペースを除雪するわけですから当然ですね。
車内には作業員の方がたくさん乗車していました。
線路切替スイッチなど細かい箇所は、人力で除雪するためにだそうです。
ラッセル車2台が福井駅方面に戻って行く際、クラクションを数回鳴らしてくださいました。
鉄道ファンとしては、このちょっとしたことが嬉しいもんです。
雪はもうコリゴリ、と思う反面、雪国ならではの光景にちょっと得したような気分にもなった一日でした。